結婚の秘跡

博士前期課程神学研究科

MTTH7061

コース情報

担当教員: 菅原 裕二

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火1

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

25%

授業参加

25%

授業内期末試験

授業期間中

25%

小テスト等

25%

詳細情報

概要

カトリック教会における7つの秘跡のひとつである結婚の秘跡を歴史,神学,法規の視点から取り上げる。基礎となる聖書的な叙述に始まって歴史における結婚の実践の変化,神学の発展・深化,婚姻法の規定の変遷を学び,総合的に現代のカトリック信徒や司牧者に求められる結婚理解を深める。そのために体験の分かち合いも大切な講義要素となる。

目標

聖書的における結婚の叙述を把握し,神が定めた制度である結婚の目的と教会の役割を正しく理解する。歴史における実践の変化や結婚の神学の発展を正しく伝達できる力を身につけ,婚姻に関する法規の規定が目指していることを正確に理解し,適用できるようになることが目標である。

授業外の学習

講義時に示される課題に向かうために自習が必要である

所要時間: 1講義当たり200分以上

スケジュール

  1. 序 秘跡である結婚
  2. 旧約聖書における結婚
  3. 新約聖書における結婚(イエスの教え,パウロの教え)
  4. 第2バチカン公会議の教導職
  5. 結婚の神学 結婚の誓約と不解消性
  6. 結婚の目的 夫婦の善益と子の出産・教育
  7. 婚姻の(無効)障害(1)
  8. 婚姻の(無効)障害(2)
  9. 婚姻の合意(1) 能力
  10. 婚姻の合意(2) 知識と意思
  11. 婚姻挙式に求められる方式
  12. 現代における婚姻の様々な困難と課題
  13. 結婚の準備
  14. 司牧者や信徒の心構え
  15. まとめ(結婚の秘跡性)

教科書

カトリック中央協議会 「新カトリック教会法典」 有斐閣 1992年

    参考書

    • 教会法で知るカトリックライフ(正・続)

      著者: 菅原裕二

      出版社: ドンボスコ社 2014年,2021年

    • 使徒的勧告「家庭」

      著者: ヨハネ・パウロ2世

      出版社: カトリック中央協議会

    • New Commentary on the Code of Canon Law

      著者: Canon Law Soceity of America

      出版社: Paulist Press New York 2000

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