デバイスの物理
博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻
MSPY7055
コース情報
担当教員: 坂間 弘
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木4
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
レポート
その他
2/3以上の出席を必須とする。出席率が2/3を下回る場合,レポートは採点しない。 毎回1名ずつ10-15分程度,本科目の内容に関する発表を行う。発表者には最高で20点を成績に加算する。ただし,受講者が12名を越えた場合は希望者のみとする。
詳細情報
概要
物理学は様々な分野に応用されているが,デバイスにおいてそれは特に顕著である。そこで,この分野において物理学がどのように利用されているかを説明する。デバイスの動作特性についても理解する。今回取り上げるのは我々にもお馴染みのハードディスクである。ハードディスクは磁性体でできている。磁性体についての基礎的概念も学ぶ。アクティブラーニングの方法は発表である。その過程を通して,カリキュラム・ポリシーである「物理学および関連分野の発展に寄与し,人間社会の発展や地球環境の保全に貢献できる力」を身につけることを目的とする。
目標
ハードディスクの原理や構造について理解する。それによってデバイスを深く理解する力を得ることができる。このことは,ディプロマ・ポリシーである「物理学および関連分野の発展に寄与し,専門知識を用いて人間社会の発展や地球環境の保全に貢献できる人材」の育成に直結するものである。
授業外の学習
毎回の授業において,資料(パワーポイントファイルなど)を事前にMoodleで提供する。 (予習) ・提供された資料を見てどのような内容であるか大まかに把握し,不明な箇所を書籍等で調べてある程度理解できるようにしておく(60分) (復習) ・資料を利用し,講義内容を完全に理解するまで復習する(130 分)
所要時間: 190分
スケジュール
- 始めに 講義の進め方とデバイスについて
- ハードディスク(HD)はどんなものか
- 磁化の発生原理
- 常磁性と強磁性
- 軟磁性と硬磁性
- 磁気異方性
- 反磁場
- 磁区と磁壁
- 磁壁移動
- 磁化回転
- 長手記録と垂直記録
- 高密度化の限界
- 超常磁性
- HDのこれから
教科書
必要に応じて提供する
参考書
書籍情報はありません。