物理学ゼミナールIIB
博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻
MSPY2224
コース情報
担当教員: 桑原 英樹
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月5
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
その他
発表,解説や討論を総合的に評価する。
詳細情報
概要
修士論文の研究に必要な基礎知識を得るために,関連するテキストを輪講形式で発表し,内容について議論する。その過程を通して,カリキュラム・ポリシーである「物理学および関連分野の発展に寄与し,人間社会の発展や地球環境の保全に貢献できる力」を身につけることを目的とする。 授業は全て対面で実施する.教材提供や資料の掲示,課題提出にはMoodleを使用するので,授業受講にあたっては,Moodleでコースの登録を済ませておくこと.履修登録とは連動していないので,Loyola「授業掲示板」に掲出されたMoodle登録キーを使って,各自で別途登録が必要である.
目標
物質科学・固体物理の研究を遂行していく上で必要な,物質科学・固体物理の基礎を学び,研究の進展に役立たせる。自分の研究に直接役立たせることができなくても,関連する分野の基礎知識として,与えられたテキストの70%以上を理解することを目標とする。このことは,ディプロマ・ポリシーである「物理学および関連分野の発展に寄与し,専門知識を用いて人間社会の発展や地球環境の保全に貢献できる人材」の育成である。
授業外の学習
ゼミ形式なので,担当回の発表準備と,他の学生発表分の復習を行う。発表準備,および,復習に必要な時間の目安は,それぞれ,6時間程度と2時間程度である。発表は学期中に5回程度行うため,学期を通しての授業時間外学習時間は48時間(6時間×5+2時間×9)となる。
所要時間: 210分
スケジュール
- 物質科学・固体物理の輪講(1) 物質科学および固体物理に関する英語のテキストを輪講形式で読む.1回の講義で,1-2名の学生が発表する.初回はテキストの紹介と進め方についてのガイダンスとなる。
- 物質科学・固体物理の輪講(2) Crystal structure
- 物質科学・固体物理の輪講(3) Wave diffraction and the reciprocal lattice
- 物質科学・固体物理の輪講(4) Crystal binding and elastic constants
- 物質科学・固体物理の輪講(5) Phonon I: crystal vivrations
- 物質科学・固体物理の輪講(6) Phonon II: thermal properties
- 物質科学・固体物理の輪講(7) Free electron Fermi gas
- 物質科学・固体物理の輪講(8) Energy bands
- 物質科学・固体物理の輪講(9) Semiconductor crystals
- 物質科学・固体物理の輪講(10) Fermi surface and metals
- 物質科学・固体物理の輪講(11) Superconductivity
- 物質科学・固体物理の輪講(12) Diamagnetism and paramagnetism
- 物質科学・固体物理の輪講(13) Ferromagnetism and antiferromagnetism
- 物質科学・固体物理の輪講(14) Magnetic resonance
教科書
研究テーマに関連した論文・テキストを指示する
参考書
書籍情報はありません。