物理学ゼミナールIB

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSPY1262

コース情報

担当教員: 小田切 丈

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 木5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

20%

リアクションペーパー

20%

その他

発表,解説や討論,研究に関する内容の英語による意思疎通などを総合的に評価する

40%

詳細情報

概要

物理学ゼミナールAに引き続き,理⼯学研究科理⼯学専攻物理学領域におけるカリキュラム・ポリシー2に基づき,原⼦・分⼦に関する専⾨知識の習得を⽬指す。また,カリキュラム・ポリシー3に基づき,英語で書かれた最新の学術論⽂を通し,専⾨知識の英語によるまとめ⽅,記述法を習得し,さらに,内容をまとめ発表することによりプレゼンテーション能⼒を向上する。また,他の参加者の発表内容に対しては積極的に議論を行う。

目標

理⼯学研究科理⼯学専攻物理学領域におけるディプロマ・ポリシー2に基づき物 理学の最新知識と研究能⼒を⾝に着けるだけでなく,ディプロマ・ポリシー3に おけるグローバル化の進展に対応するための英語⼒の向上も⽬指す。

授業外の学習

原子分子物理学,原子衝突物理学に関するテーマを学習する。学術論文あるいは参考書等を中心に自身の研究に関する事項を調査・検討し,その内容を授業にて発表しみんなで議論する。内容理解のためには,与えられたテキストを読むだけでは不十分であり,関連資料について自ら調査し,内容理解につなげる必要がある。そのため,以下のような事前,事後の調査学習が必要である。 【予習】(所要時間:各回4~5時間程度) 自身の研究に関する様々な内容について文献調査し,調査結果をまとめ,研究の指針をたてる。それらを発表資料としてまとめる。 【復習】(所要時間:各回4~5時間程度) 議論した内容を復習し,それに基づき文献を再調査するなどして研究の方針を修正する。 以上はすべて自身の研究ノートに反映させる。

所要時間: 各回8~10時間程度

スケジュール

  1. 平均場近似,軌道概念,多電子励起(1)
  2. 平均場近似,軌道概念,多電子励起(2)
  3. 平均場近似,軌道概念,多電子励起(3)
  4. 内殻励起とオージェ過程(1)
  5. 内殻励起とオージェ過程(2)
  6. 内殻励起とオージェ過程(3)
  7. 非断熱遷移とイオン対解離(1)
  8. 非断熱遷移とイオン対解離(2)
  9. 非断熱遷移とイオン対解離(3)
  10. axial recoil近似,解離フラグメントの角度分布(1)
  11. axial recoil近似,解離フラグメントの角度分布(2)
  12. 運動量画像観測法(1)
  13. 運動量画像観測法(2)
  14. 運動量画像観測法(3)

教科書

学術論文,英語による教科書を題材として用いる。

  • Physics of Atoms and Molecules (2nd edition)

    著者: B.H. Bransden and C.J. Joachain

    出版社: Pearson Education Limited, 2003

参考書

書籍情報はありません。

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