物理学ゼミナールIＡ

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSPY1051

コース情報

担当教員: 星野正光

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

30%

その他

発表,解説や討論,国際会議での英語による発表等を総合的に評価する

50%

詳細情報

概要

理工学研究科理工学専攻物理学領域におけるカリキュラム・ポリシー２および３に基づき,原子・分子に関する専門知識の習得を目指す。これまで日本語で学んできた原子・分子物理学や原子衝突物理学で,頻繁に使われる英単語や英語表現を中心に,欧文学術論文を読むための技術の習得を目的とし,英語のテキストを用いた原子分子物理学の基礎について学ぶ。また,国際会議で発表するためのプレゼンテーションの技術なども指導する。これにより,研究成果の英語発表,英語論文の執筆などにより,英語力の向上を目指す。本科目は原則対面で実施される。

目標

理工学研究科理工学専攻物理学領域におけるディプロマ・ポリシー３におけるグローバル化の進展に対応するための英語力の向上を重点的に目指し,原子衝突物理学において頻繁に使われる英単語や英語表現を中心に,欧文学術論文を読むための読解力の向上,専門用語の解説,および国際会議で発表するためのプレゼンテーション技術を習得する。

授業外の学習

原子衝突物理学に関するテーマについて英語で学ぶ。【予習】与えられた講義テキストや原著論文について事前に割り当てられた部分を熟読し,発表内容としてまとめる。単なる和訳ではなく,本文中に書かれた物理まで予習の段階で学ぶ(120分/回)。【復習】講義時間終了後には,自分の発表で学んだことや追加事項に関する知識の定着,および英語での発表準備のための復習としてその内容をまとめる(70分/回)。

所要時間: 190分

スケジュール

Chapter 1-1: Introduction ※以下のスケジュールは予定であり,進捗状況・理解度に応じて変更の可能性がある。
Chapter 1-2: The history of the atomic and molecular physics I (Franck-Hertz experiment)
Chapter 1-3: The history of the atomic and molecular physics II (Rutherford scattering)
Chapter 1-4: Atomic spectra and Bohr model of hydrogen
Chapter 1-5: De Broglie’s hypothesis and wave property of electron
Chapter 9-1: General nature of molecular structure
Chapter 9-2: The rotation and vibration of diatomic molecules I (Hydrogen molecule)
Chapter 9-3: The rotation and vibration of diatomic molecules II (Nitrogen molecule)
Chapter 9-4: The rotation and vibration of diatomic molecules III (Oxygen molecule)
Chapter10-1: Molecular spectra I: Selection rules
Chapter10-2: Molecular spectra II: microwave spectroscopy
Chapter10-3: Molecular spectra III: IR spectroscopy
Chapter10-4: Molecular spectra IV: UV and Vis spectroscopy
Chapter10-5: Molecular spectra V: photoelectron spectroscopy

教科書

英文のテキストや原著論文を使い,プレゼンテーション形式で行う。ゼミナールAでは下記のテキストの第１章と第９章,第10章を中心に進める。

Physics of Atoms and Molecules (2nd edition)

著者: B.H. Bransden and C.J. Joachain

出版社: Pearson Education Limited, 2003

参考書

書籍情報はありません。