計測工学特論
博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻
MSME7150
コース情報
担当教員: 田中 秀岳
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
リアクションペーパー
20%
レポート
60%
詳細情報
概要
機械および物理系技術者・研究者として必要な各種の測定手法について講義するとともに,データ解析や信号処理,機能性評価についても学習する.また,計測に関する最新研究動向についても紹介する.
目標
簡単な実験用測定系の概略を,自分で考えて構成できるようになること.
授業外の学習
Moodleで配布した資料をもとに予習を90分課す. 復習に110分を課す. 計測機器等が展示されている展示会に参加することも求める.
所要時間: 200分
スケジュール
- ガイダンス,計測と文明の関係他.
- SI単位系,トレーサビリティーについて.
- 測定値の誤差,ばらつき,不確かさについて理解する.
- データ分析関連手法についてA/D変換によるデータサンプリング,パソコンによるFFTおよびフィルタリング手法等について.
- 秒の定義,周波数,回転数の測定法等について.
- 長さの定義,長さ関連測定機,干渉計等について.
- 機械部品の表面粗さ,平面度,真円度などの形状測定技術,および3次元測定機について.
- 質量標準と各種測定法等について.
- 圧力,応力,真空の測定法等についてまた,工業材料の関連試験方法について.
- 各種流体の流速,流量関連の計測手法について.
- 電流,電圧,電力などの電気関連量の計測手法について.
- 温度標準および各種温度測定法,センサ等について.
- 最新計測機器の動向1.
- 最新計測機器の動向2.
- 実際の計測装置による測定見学及び展示会見学
教科書
資料はMoodleで配布する.
参考書
きちんとわかる計量標準
著者: 産業技術総合研究所
出版社: 2007