固体力学特論

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSME7030

コース情報

担当教員: 長嶋 利夫

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木1

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

25%

リアクションペーパー

25%

レポート

50%

詳細情報

概要

理工学分野における問題解決手法として広く用いられている有限要素法は,数理・物理的な側面と実用的な側面を合わせもつ学問分野である.とくに幾何学的非線形や材料非線形問題までを扱う非線形有限要素法は,連続体力学を基礎として成立している.本講義では,テンソルによって表記される連続体力学の枠組みを用いて,固体の変形,ひずみ,応力およびそれらの諸量で記述される基礎方程式について解説する.

目標

テンソル表記された固体力学の基礎方程式の導出方法を理解すること.

授業外の学習

復習: ・講義の中で出題した演習問題を解いてノートにまとめておくこと(120分) ・講義した内容を整理して,ノートにまとめておくこと(70分)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. はじめに
  2. ベクトルとテンソル1
  3. ベクトルとテンソル2
  4. ベクトルとテンソル3: レポート課題1
  5. 変形と運動1
  6. 変形と運動2: レポート課題2
  7. ひずみ1
  8. ひずみ2: レポート課題3
  9. 応力1
  10. 応力2:レポート課題4
  11. 保存則1
  12. 保存則2
  13. 保存則3
  14. おわりに

教科書

使用しない.

    参考書

    「連続体力学」「非線形有限要素法」に関する教科書.

    • 非線形有限要素法のためのテンソル解析の基礎

      著者: 久田俊明

      出版社: 丸善(1992)

    • 非線形有限要素法の基礎と応用

      著者: 久田俊明,野口裕久

      出版社: 丸善(1995)

    • Finite Element Procedures in Engineering Analysis

      著者: K. J. Bathe

      出版社: Prentice-Hall (1982)

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