構造力学特論

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSME7020

コース情報

担当教員: 青木 隆平

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水1

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

25%

レポート

75%

その他

出席と数回の課題の結果を重視して成績評価を行います. 【課題について】 力学の基礎,薄肉構造の解析法1(薄肉はり理論),薄肉構造の解析法2(せん断場理論),薄肉構造の解析法3(膜理論)などの分野に関して,それぞれ理解を深めるための課題を出題する予定.

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詳細情報

概要

航空宇宙機などの軽量構造物の構造検討・設計に必要な基本コンセプトと基礎理論についての解説と演習を行う.内容は,軽量構造のコンセプトと基礎力学,薄肉補強構造の解析,薄肉化に伴い顕在化する問題としての座屈と振動,複合材料構造,数値解析での注意点,その他である.

目標

力学の本質を理解するとともに,軽量構造の取扱いに必要な基礎知識を身につけることを目的とする.

授業外の学習

履修にあたっては材料力学を理解しておくこと.また弾性力学の知識があることが望ましい. 毎回の理解の積み重ねが必要なので,各回の講義の復習を行い,次回の講義の内容理解に備えること.

所要時間: 200分

スケジュール

  1. ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる. イントロダクション 第0章 工学の中の構造力学
  2. 第1章 軽量構造の基礎(1)ー力学的基礎
  3. 第1章 軽量構造の基礎(2)ー軽量な構造をどう実現するか
  4. 第1章 軽量構造の基礎(3)ー薄肉構造の特徴〈航空宇宙構造を例にして〉
  5. 第2章 薄肉構造の解析法1(1)-薄肉はりと補強薄肉はり
  6. 第2章 薄肉構造の解析法1(2)-薄肉はりと補強薄肉はり(つづき)
  7. 第3章 薄肉構造の解析法2(1)-せん断場理論
  8. 第3章 薄肉構造の解析法2(2)-せん断場理論(つづき)
  9. 第4章 薄肉構造の解析法3(1)-膜理論
  10. 第4章 薄肉構造の解析法3(2)-膜理論(つづき)
  11. 第5章 薄肉構造化に伴う問題点-座屈
  12. 第5章 薄肉構造化に伴う問題点-座屈(つづき)
  13. 第6勝 複合材料構造-繊維強化複合材料の基礎と構造への応用
  14. 第7章 航空分野における新技術ー新しい構造様式,など

教科書

テキストは使用しませんが,参考書として下記の3冊を挙げます.

    参考書

    • 航空機構造力学

      著者: 小林繁夫

      出版社: 丸善,1992

    • 工学基礎講座7・弾性力学

      著者: 小林繁夫・近藤恭平

      出版社: 培風館,1987

    • 設計技術者が知っておくべき有限要素法の基本スキル

      著者: 青木隆平・長嶋利夫

      出版社: オーム社,2018

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