モバイル通信の進化とデジタル社会への変革

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSEE7260

コース情報

担当教員: 小川 将克

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水4

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

その他

授業の出席,リアクションペーパ(課題など),レポートにより総合的に判断する.

100%

詳細情報

概要

・デジタル社会への変革に向けて,第五世代(5G)・第六世代(6G)に至るまでのモバイル通信に関わる通信方式の進化とモバイル通信に関連するサービス技術の進化,通信事業者およびOTTプレイヤーによるサービスの進化やビジネスモデルの変遷について講義する。 ・リアクションペーパや演習,講義内容に関するディスカッションのために,教室でのPCの利用を必要とする。 ・電気・電子工学領域のカリキュラムポリシーの2「電気・電子工学領域が提供する半導体,電力,情報通信などに関する科目を受講し,これらについて専門知識を得させる」科目に相当する.

目標

1) 情報通信システム分野,特にモバイル通信方式,モバイル通信サービスに関わる技術動向を修得する。 2) AI,データサイエンスなどの技術動向に加え,Web3をはじめとしたサービスやビジネスモデルの変遷など,モバイル分野を取り巻く事業環境に関する理解を深める。 3) 上記を踏まえ,モバイル事業全体を俯瞰的に捉えたうえで,討議(ディスカッション)を行うことができるようにする。また,本講義を通じて得られた知見を元に,自身の研究テーマを多角的に捉え,課題探求をさらに深められるようにすることを目標にする。 電気・電子工学領域のディプロマポリシー2に掲げる「電気・電子工学および関連分野において最先端で活躍できる専門知識を身につけるとともに,新技術の開発や新分野の開拓をできる力」の習得を目標とする.

授業外の学習

【予習】配布資料を読み,内容を理解する.専門用語について調べる(90分) 【復習】授業で取り上げた題材を復習して,理解を深める(100分)

所要時間: 授業1回あたり190分

スケジュール

  1. ガイダンス(モバイル通信概況)
  2. 通信方式①(つながる仕組み,標準化とローミング)
  3. 通信方式②(3G/4G/5G/6Gへの進化①)
  4. 通信方式③(3G/4G/5G/6Gへの進化②)
  5. 通信方式④(海外における通信事業)
  6. デバイス①(デバイス開発)
  7. デバイス②(家庭向けネットワークサービス)
  8. サービス③(競争戦略の変化と事業開発)
  9. サービス④(Web3/Tokenization)
  10. R&D①(AIの歴史,ビジネスデータサイエンス)
  11. R&D②(モバイル空間統計)
  12. R&D③(メタバース)
  13. 通信事業に関するレポート・ディスカッション等①(具体的内容は,講義の中で説明し,Moodleに掲載する)
  14. 通信事業に関するレポート・ディスカッション等②(具体的内容は,講義の中で説明し,Moodleに掲載する)

教科書

特定のテキストは指定せず,講義資料をMoodleから配布する.

    参考書

    書籍情報はありません。

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