大学院演習IA

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSCT3841

コース情報

担当教員: 小田切 丈

単位数: 1

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

30%

その他

論文作成に向けての過程,特に研究への取り組み方,研究成果発表(レポート,学会発表等)を含め総合的に判定する。

50%

詳細情報

概要

電子相関に対する理解は物性の解明に不可欠である。多電子が同時に遷移する過程は電子相関によってのみ引き起こされるため,電子相関効果を検証する格好の場を提供する。本講義では,理工学研究科理工学専攻物理学領域におけるカリキュラム・ポリシー2に基づき,放射光あるいは電子衝突による原子・分子の多電子励起についての専門的かつ幅広い知識を得るとともに,研究の進め方,まとめ方,研究倫理などもあわせて学ぶ。授業では学術論文を読みその内容をまとめ発表する,あるいは,他の参加者の発表内容に対して議論を行う。

目標

理工学研究科理工学専攻物理学領域のディプロマ・ポリシー2に基づき,関連する書籍および文献調査を通し,原子・分子物理学において最新の専門知識を身につけ,研究能力を獲得することを目標とする。

授業外の学習

【予習】(所要時間:毎回3時間程度) 自身の研究に関連する学術論文を読み内容を理解して発表を行う。 【復習】(所要時間:毎回3時間程度) 発表時に指摘されたことに対して復習し,文献を調べ再検討する。

所要時間: 各回6時間程度

スケジュール

  1. ガイダンス・実施の方法と講義内容の説明
  2. 原子の構造と量子力学,測定量
  3. シンクロトロン放射光
  4. 分光技術
  5. 光と原子分子の相互作用
  6. 電子分光法
  7. 内殻励起とオージェ過程
  8. 多電子励起
  9. 質量分析技術
  10. スペクトルの線幅
  11. スペクトルのたたみこみ
  12. 光電子の角度分布とその測定
  13. フラグメントイオンの角度分布とその測定
  14. スペクトル線の強度

教科書

研究にかかわる専門分野の学術論文,特にその分野の実験装置に関する論文やテキストを用いる。

    参考書

    書籍情報はありません。

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