大学院演習IIB
博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻
MSCT3534
コース情報
担当教員: 平野 哲文
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月4
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
詳細情報
概要
場の量子論について,関連した教科書を読み,ゼミ形式の授業を行う。 理工学専攻物理学領域開講の基礎科目として物理学の基礎知識の定着を目指す科目である。 その過程を通して,カリキュラム・ポリシーである「物理学および関連分野の発展に寄与し,人間社会の発展や地球環境の保全に貢献できる力」を身につけることを目的とする。
目標
場の量子論の基礎を習得し,各自の研究課題を進める上での土台となることができるようにする。 すでに学んだ摂動論的手法を応用できるように具体的な素過程に対する断面積の計算を行い,高次の補正で発散が現れることを確かめる。発散を繰り込みの処方で処理できることを学ぶ。対称性の自発的破れに関するゴールドストーンの定理と南部‐ゴールドストーンボソンの出現を理解する。 この科目はディプロマポリシーである「物理学および関連分野において最先端で活躍できる専門知識を身につけるとともに,新分野の開拓や新技術の開発をできる力(博士前期課程)」「物理学および関連分野において最先端で自立的に活躍できる専門知識を身につけるとともに,人類の発展や幸福に寄与する創造的な研究開発を行う力(博士後期課程)」を養うことを目標としている。
授業外の学習
教科書の該当箇所の予習を行う。(90分/回) 授業では板書で逐一計算を追う時間がないため,授業中で指示された確認問題を通して授業の復習を行う。(100分/回)
所要時間: 授業1回あたり予習復習合わせて190分
スケジュール
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。1: Spontaneous Global Symmetry Breaking 1
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。2: Spontaneous Global Symmetry Breaking 2
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。3: Spontaneous Global Symmetry Breaking 3
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。4: Spontaneous Global Symmetry Breaking 4
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。5: Gauge Field Theories 1
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。6: Gauge Field Theories 2
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。7: Gauge Field Theories 3
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。8: Gauge Field Theories 4
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。9: Gauge Field Theories 5
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。10: Spontaneous Symmetry Breaking in Gauge Field Theories 1
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。11: Spontaneous Symmetry Breaking in Gauge Field Theories 2
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。12: Spontaneous Symmetry Breaking in Gauge Field Theories 3
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。13: Spontaneous Symmetry Breaking in Gauge Field Theories 4
- 教科書の内容をゼミ形式で発表する。14: Spontaneous Symmetry Breaking in Gauge Field Theories 5
- 適宜,途中に飛ばした式変形を追う,演習問題に取り組む
教科書
適宜,図書館などで場の量子論の教科書にあたること。
Fields, Symmetries, and Quarks
著者: U.Mosel
出版社: Springer, 1989
参考書
適宜,図書館などで場の量子論の教科書にあたること。
An Introduction to Quantum Field Theory
著者: M. E. Peskin, D. V. Schroeder
出版社: An Introduction to Quantum Field Theory