大学院演習IIA

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSCT3523

コース情報

担当教員: 岡田 邦宏

単位数: 1

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月6

形式: 対面授業

レベル: 600

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

30%

その他

論文作成に向けての過程,特に研究への取り組み方,研究成果発表(レポート,学会発表等)を含め総合的に判定する。

50%

詳細情報

概要

本講義では,理工学研究科理工学専攻物理学領域におけるカリキュラム・ポリシー2に基づき,原子分子物理学及びその実験に関する専門的かつ幅広い知識を得るとともに,研究の進め方,まとめ方,研究倫理などもあわせて学ぶ。

目標

理工学研究科理工学専攻物理学領域のディプロマ・ポリシー2に基づき,関連する書籍および文献調査を通し,原子・分子物理学において最新の専門知識を身につけ,研究能力を獲得することを目標とする。

授業外の学習

事前に与えられた課題について書籍や文献を読み,情報収集し,理解した内容を資料としてまとめる。その作業に,毎回約100分を要する。また,講義後に指導内容を理解する作業に毎回約100分程度必要である。以下,授業計画毎の内容を記す。 授業計画1:講義ガイダンス資料を読み,まとめる。授業後は与えられた演習課題を行う。 授業計画2:線形ポールイオントラップの基本原理をまとめ,資料作成を行う。授業後は作成資料の修正を行う。 授業計画3:高周波多重極イオントラップの特性をまとめ,資料作成を行う。授業後は作成資料の修正を行う。 授業計画4:冷却イオントラップの実例を調べ,まとめる。授業後は与えられた演習を行う。 授業計画5:密度行列について調べ,まとめる。授業後は与えられた課題を実施する。 授業計画6:密度行列を用いた放射力の導出法をまとめる。授業後はレーザー冷却に関する与えられた課題を実施する。 授業計画7:イオンのレーザー冷却を用いた研究例を調べ,まとめる。授業後は与えられた課題を実施する。 授業計画8:低速分子線の生成法の種類について調べ,まとめる。授業後は与えられた課題を実施する。 授業計画9:シュタルク分子速度フィルターの原理について調べ,まとめる。授業後は与えられた課題を実施する。 授業計画10:シュタルク分子速度フィルターを用いたシミュレーションプログラムの内容を理解しておく。授業後は与えられた演習課題を実施する。 授業計画11:原子分子衝突に関する基本事項を整理し,まとめる。授業後は与えられた演習課題を実施する。 授業計画12:低エネルギーイオン-分子反応の古典的取り扱いについて調べ,まとめる。授業後は与えられた演習課題を実施する。 授業計画13:低エネルギーイオン-極性分子反の古典的取り扱いについて調べ,まとめる。授業後は与えられた演習課題を実施する。 授業計画14:低エネルギーイオン分子反応に関する与えられた文献を読み,理解しておく。授業後は今後行う研究についてまとめる。

所要時間: 200分

スケジュール

  1. 講義ガイダンス
  2. イオントラップI
  3. イオントラップII
  4. イオントラップIII
  5. イオンのレーザー冷却I
  6. イオンのレーザー冷却II
  7. イオンのレーザー冷却III
  8. 低速分子線の生成I
  9. 低速分子線の生成II
  10. 低速分子線の生成III
  11. 低エネルギーイオン分子反応I
  12. 低エネルギーイオン分子反応II
  13. 低エネルギーイオン分子反応III
  14. 講義の総括

教科書

研究にかかわる専門分野の学術論文,特にその分野の実験装置に関する論文やテキストを用いる。

    参考書

    書籍情報はありません。

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