大学院演習IB
博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻
MSCT3522
コース情報
担当教員: 岡田 邦宏
単位数: 1
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 月5
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
その他
研究の進め方,成果発表,学術論文の内容理解を含め総合的に判定する。
詳細情報
概要
本講義では,大学院演習Aに引き続き,物理学領域におけるカリキュラムポリシー2に基づき,原子分子物理学及びその実験に関する専門的かつ幅広い知識を得るとともに,研究の進め方,まとめ方,研究倫理などもあわせて学ぶ。研究室における実験実習を組み合わせて実践的に学習する。
目標
理工学研究科理工学専攻物理学領域のディプロマ・ポリシー2に基づき,関連する書籍や文献の調査,および,実習を通し,原子・分子物理学・実験物理学の専門的知識を身につけ,研究能力を獲得することを目的とする。
授業外の学習
事前に与えられた課題について書籍や文献を読み,情報収集し,理解した内容を資料としてまとめる。その作業に毎回約100分程度を要する。また,講義後に指導内容を理解する作業に毎回約100分程度必要である。以下に授業計画に従った内容を記す。 事前に与えられた課題について書籍や文献を読み,情報収集し,理解した内容を資料としてまとめる。その作業に,毎回約100分を要する。また,講義後に指導内容を理解する作業に毎回約100分程度必要である。以下,授業計画毎の内容を記す。 授業計画1:分子振動の量子論による取扱いについて内容をまとめ,資料作成を行う。授業後は作成資料の修正を行う。 授業計画2:分子回転の量子論による取扱いをまとめ,資料作成を行う。授業後は作成資料の修正を行う。 授業計画3:2原子分子の電子構造を調べ,まとめる。授業後は与えれた演習を行う。 授業計画4:多原子分子の電子構造について調べ,まとめる。授業後は与えられた課題を実施する。 授業計画5:量子化学計算の種類について調べ,まとめる。授業後は与えられた演習課題を実施する。 授業計画6:量子化学計算ソフトウェアの利用法を調べ,まとめる。授業後は与えられた演習課題を実施する。 授業計画7:低速分子線の実験装置について具体的に調べ,まとめる。授業後は与えられた実験課題を実施する。 授業計画8:低速分子線生成実験のこん結果をまとめる。実施すべき実験課題を検討する。 授業計画9:Labviewソフトウェアの概要を調べ,まとめる。授業後は与えられた演習課題を実施する。 授業計画10:Labviewソフトウェアを用いたvirtual insturmentを作成する。授業後は作成したviの修正を行う。 授業計画11:授業計画7-10で行った実験データをまとめ,プレゼン資料を作成する。授業後は作成した資料の修正を行う。 授業計画12:古典分子動力学計算に用いられる運動方程式の解法を調べ,まとめる。授業後は与えられた課題を実施する。 授業計画13:プログラミング言語(Fortran90)の使い方を調べ,まとめる。授業後は与えられた課題を実施する。 授業計画14:授業計画12-13で行ったシミュレーションデータをまとめ,プレゼン資料を作成する。授業後は作成した資料の修正を行う。
所要時間: 200分
スケジュール
- 分子の振動と回転I
- 分子の振動と回転II
- 分子の電子構造I
- 分子の電子構造II
- 量子化学計算による分子構造の最適化I
- 量子化学計算による分子構造の最適化II
- 低速分子線の生成I
- 低速分子線の生成II
- コンピュータ計測I
- コンピュータ計測II
- 実験データの解析I
- 冷却イオンの分子動力学シミュレーションI
- 冷却イオンの分子動力学シミュレーションII
- シミュレーションで得られたデータの解析
教科書
研究にかかわる専門分野の学術論文,特にその分野の最新情報をテキストとする。
参考書
書籍情報はありません。