大学院演習IIA

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSCT3213

コース情報

担当教員: 鈴木 教之

単位数: 1

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月5

形式: 対面授業

レベル: 600

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

30%

その他

資料準備・予習・授業参加など総合的に評価する

50%

詳細情報

概要

各スケジュールの担当学生が,均一系および不均一系触媒を用いる有機合成化学の方法論に関する英語論文から話題提供する。教員と受講学生全員でその方法論を評価する。応用化学領域カリキュラムポリシーの項目2および項目3に該当し,有機合成化学の専門的な知識を学習するとともに科学技術英語を習得する。

目標

話題提供された個々の英語論文を基に応用化学の研究手法ならびに考え方を理解し,その研究を客観的に評価できるようになる。

授業外の学習

(予習120分)発表者は発表論文を熟読し,研究の背景・当該研究の新しい成果,実施した実験とその結果から導出される結論,残された課題等について整理し,わかりやすく説明できるよう準備する。論文の本文のみでなくSupporting Informationも必ず目を通す。また引用文献とくに著者らの過去の発表論文について調べておく。発表者以外の者は提供される論文を予め読み,質問点を洗い出しておく(復習70分)論文の著者らが過去数年において発表している研究成果を調べ直してみる。また議論において問題点として残った部分について再検討する。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論1 (クロスカップリング反応)
  2. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論2 (Ni, Pd外の触媒を用いるクロスカップリング反応)
  3. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論3 (銅を用いる触媒反応)
  4. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論4 (金触媒によるルイス酸触媒反応)
  5. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論5 (ロジウム触媒を用いるPauson-Khand型反応)
  6. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論6 (有機チタンによる有機合成反応)
  7. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論7 (有機ジルコニウム錯体による反応)
  8. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論8 (5族金属を用いる反応)
  9. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論9 (6族金属を用いる反応)
  10. 均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論10 (窒素固定の化学)
  11. 不均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論1 (ポリマー固定化触媒)
  12. 不均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論2 (ナノ粒子化した金属触媒)
  13. 不均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論3 (水中ミセルを用いる反応)
  14. 不均一系触媒を用いる有機合成反応に関する話題提供と討論4 (遷移金属重合触媒)

教科書

最近の学術雑誌に掲載された英語論文を用いる

    参考書

    書籍情報はありません。

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