生物物理特論

概要

生物物理学(Biophysics)または生物物理化学(Biophysical Chemistry)とは,複雑な生命現象やそれを司る化学反応を物理学的・物理化学的手法を用いて理解しようとするものであり,医学・薬学・材料科学などへの応用にもつながる学問である。 本講義では,学生自身の研究内容をプレゼンテーションし,その内容に基づいて学生間でディスカッションしたり,生物物理学的観点からの解説や最新の研究動向を紹介する。 また,研究データの読み方,プレゼンテーションの方法など,研究を行ううえで重要なことについても,アクティブラーニングの手法も交えて講義する。 本研究科・生物科学領域のカリキュラムポリシー２に沿って,以下のことを行う。 ・生命に関する最先端の専門知識を得させる。

目標

学生自身の研究内容を,狭い学問分野にとらわれることなく,生物・物理・化学などの幅広い視点でとらえて他分野の人にわかりやすく伝える力を養い,研究内容をより深く理解することでその価値を高めることを目指す。 本研究科・生物科学領域のディプロマポリシー１と２に沿って,人間社会への貢献や生物環境の保全などを多面的にとらえる力,生命という未知の分野の開拓をできる力を身につけることを到達目標とする。

授業外の学習

予習(プレゼンテーションの準備)として100分程度,復習(プレゼンテーションに対する意見・質問の理解・回答)として90分程度を要する。

所要時間: 190分