植物分子応答学特論

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSBS7240

コース情報

担当教員: 鈴木 伸洋

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 金3

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

30%

授業参加

40%

レポート

30%

詳細情報

概要

固着生物である植物は,環境ストレスへの複雑な応答機構を持つことが知られている。本講義では,植物の様々なタイプのストレス応答を制御する分子生物学的機構及びそれらのネットワークについてディスカッションをする。学生は,特定のテーマに関するディスカッションの進行及び議事録の作成を行う。受講生はディスカッション及びその準備を通して,生命に関する最先端の専門知識を得ると同時に,自身の研究の進め方,まとめ方,研究倫理などを学ぶ(カリキュラム・ポリシー2)。

目標

本講義は,学術研究に関する情報収集,ディスカッション及び議事録作成を行うことにより,研究の最新の動向を把握し,それについて考察する能力を身につけることを目的とする。また,最新の情報を基に研究の新たな仮説を立て,それを立証するためのアプローチを考える能力も修得する。さらに,ディプロマ・ポリシー2に関連し,専門分野を深く掘り下げるとともに,多様な視点から,生命という未知の分野の開拓をできる力を身につける。

授業外の学習

予習:講義前にMoodleにアップロードされる資料をチェックし,大まかな講義内容とわからないポイントなどを把握しておく(60分) 復習:講義後に内容を見直し,理解できなかったことについて調査等を行う(90分) 学生による発表も行うため,その準備のために常に文献を調査する(40分)

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 授業の進め方・内容の説明。受講者の発表スケジュールの調整
  2. オルガネラの機能
  3. 複数の遺伝子およびタンパク質が関与するシグナルネットワーク
  4. タンパク質間およびタンパク質ーDNA相互作用
  5. オーム解析
  6. データベース解析
  7. 植物ホルモンシグナル
  8. 植物の活性酸素制御機構
  9. 土壌環境ストレスに対する植物の応答
  10. 温度ストレスに対する植物の応答
  11. 病原体および害虫に対する植物の防御機構
  12. 植物科学の論文発表について
  13. 学生による発表
  14. 学生による発表および総評

教科書

必要に応じて資料を配布する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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