ゲノム細胞生物学
博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻
MSBS7130
コース情報
担当教員: 藤原 誠
単位数: 2
年度: 2024
学期: 2Q集中
曜限: その他
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
40%
リアクションペーパー
60%
詳細情報
概要
細胞は生命の基本単位であり,すべての生物は細胞から成り立っている。 従って,細胞を理解することは生命を理解するための根本である。本講義では,現在の生命科学の方法論である生化学,細胞生物学,分子生物学等の視点から,光合成生物のゲノムを中心にした統合的な細胞像を解説する。
目標
細胞を扱う諸分野ではそれぞれ膨大な知見が蓄積されており,教科書的な知識も年々増加の一途を辿っている。本授業目標としては,諸分野での細部をさらに掘り下げるのではなく,諸研究分野がお互いにどのような関係にあるのかを理解し,広い視点から細胞の生命活動を理解できるようにしたい。
授業外の学習
【予習】100分,【復習】90分 が必要である。
所要時間: 190分
スケジュール
- 複ゲノム細胞=真核細胞の起源と進化 (1) (伊藤)
- 複ゲノム細胞=真核細胞の起源と進化 (2) (伊藤)
- ゲノム協調による葉緑体形成プログラム (1) (藤原)
- ゲノム協調による葉緑体形成プログラム (2) (藤原)
- 植物の進化過程で多様化した色素体分化プログラム (藤原)
- 共生の爪痕:葉緑体とミトコンドリアの分裂機構 (1) (伊藤)
- 共生の爪痕:葉緑体とミトコンドリアの分裂機構 (2) (伊藤)
- 古くて新しい葉緑体の描像:ストロミュールの再発見 (伊藤)
- 植物の生活環から見た色素体の増殖・分配制御 (藤原)
- 光環境に応答したシアノバクテリアの遺伝子制御 (華岡)
- 概日時計に依存したシアノバクテリアの遺伝子制御 (華岡)
- 細胞内共生による遺伝子発現協調システムの確立 (華岡)
- 高等植物への進化と細胞内シグナル伝達経路の発達 (華岡)
- ゲノム情報を利用したバイオテクノロジーへの展望 (華岡)
教科書
資料を適宜配布またはmoodleで提示する。
参考書
書籍情報はありません。