工業材料化学特論

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSAC7080

コース情報

担当教員: 内田 寛

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月1

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

15%

リアクションペーパー

15%

レポート

70%

詳細情報

概要

現在の産業分野では,構造・機能の両面において多彩な特性を有する材料の工業的応用が積極的に検討されており,それらが産業発展の一端を担うことが十分に理解されている。本講義では,各産業分野における材料の需要と用途について,主に無機材料を中心に取り扱いながら幾つかの具体的な事例を紹介する。 本講義は,学部教育における材料化学・物理に係る講義内容を博士前期および後期課程学生向けに発展させた講義科目である。本講義では,無機材料化学および無機工業化学分野における最新動向を様々な角度から学習することで,無機材料の創成や応用などの研究に関わる専門能力を養成することを目指す。(カリキュラムポリシーの項目2に該当する)

目標

- 講義内容を通じて,各分野における材料研究ならびに応用の最新動向を学習する。 - 材料科学の発展が生み出す生活への波及効果などを理解する。 本講義は,世界最先端の無機材料研究分野で通用する材料創成および応用の知識および思考力を修得することを最終的な到達目標として設定する。(応用化学領域のDP1およびDP2に該当する)

授業外の学習

予習: 事前配布資料の閲読,必要な用語や課題に関する調査 教員より予め指示のあった事項に対する調査 (あわせて約100分) 復習: 講義内容および配布物の整理,および理解度の自己確認 教員より指示のあった事項に対する調査(あわせて約100分)

所要時間: 予習,復習,それぞれ約100分を想定する。

スケジュール

  1. 序論
  2. 材料利用の形態: 単結晶,薄膜
  3. 材料利用の形態: 粒子,繊維
  4. 材料利用の形態: 複合材料
  5. 材料プロセシング: 加熱,冷却,加圧,減圧
  6. 材料分析手法: 原子および化学結合
  7. 材料分析手法: 結晶構造
  8. 材料分析手法: 微細構造
  9. 産業分野における材料利用の現状と動向: 資源調達と元素戦略 (予定)
  10. 産業分野における材料利用の現状と動向: エレクトロニクス関連 (予定)
  11. 産業分野における材料利用の現状と動向: インフラストラクチャ関連 (予定)
  12. 産業分野における材料利用の現状と動向: バイオマテリアル関連 (予定)
  13. 産業分野における材料利用の現状と動向: エネルギー関連 (予定)
  14. 産業分野における材料利用の現状と動向: エネルギー関連 (予定)

教科書

講義において参考資料を随時紹介する。 (購入の必要は特になし)

    参考書

    必要に応じてその都度紹介する。(原著論文の利用も検討する)

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