高分子解析特論

博士前期課程理工学研究科 - 理工学専攻

MSAC7060

コース情報

担当教員: 藤田 正博

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 水2

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修:

評価方法

出席状況

40%

授業内期末試験

授業期間中

60%

詳細情報

概要

高分子が集合体として示す構造や基本物性を解析する方法論に関する講義である。高分子の特性解析は多種多様であるので,本講義ではおもな測定手段について述べる。具体的には,熱的性質(融点,ガラス転移など),機械的性質(粘弾性,破壊強度,破壊伸度など)などの物性解析について解説する。新しい材料群についても解説する。カリキュラムポリシーの項目2に該当する。

目標

応用化学領域のディプロマポリシー2に対応し, 1)物質の相転移について学び,それらを調べる方法論およびデータの解釈について知識を得る。 2)高分子の諸特性を測定する方法論について理解を深める。 3)新しい材料群であるイオン液体について,合成方法,基礎物性について知識を得る。

授業外の学習

次回の内容の予習をする(90分)。 適宜,小テスト等を行うので,それらを解き直すことで復習し,理解を深める(100分)。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 相転移 ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる
  2. 相転移の評価法
  3. 相転移の評価法
  4. ガラス転移
  5. フラジリティー
  6. 力学的物性
  7. 力学的物性の評価法
  8. 動的粘弾性測定
  9. 高分子表面の動的粘弾性測定
  10. 高分子の表面解析
  11. 高分子の表面解析法
  12. データ解析(Oragne Data Mining)
  13. イオン液体の基礎物性と応用
  14. 期末試験

教科書

適宜,資料を配付する

    参考書

    • 若手研究者のための有機・高分子測定ラボガイド

      著者: 野瀬卓平・堀江一之・金谷利治

      出版社: 講談社サイエンティフィク・2006

    • 大学院高分子科学

      著者: 野瀬卓平・中浜精一・宮田清蔵

      出版社: 講談社サイエンティフィク・1997

    • 高分子の構造と物性

      著者: 松下裕秀

      出版社: 講談社サイエンティフィク・2013

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