近代哲学文献研究I
博士前期課程文学研究科 - 哲学専攻
MPPH7310
コース情報
担当教員: 鈴木 伸国
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 木4
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
40%
レポート
60%
詳細情報
概要
― 現代の哲学的人間論の一つのトピックは,プレスナー(H. Plessner, 1892-1985)の見直しです。この,動物学を背景にもつ,フッサールの弟子は,M.シェーラーとともに哲学的人間学の礎とされながらも,その難解さ からシェーラーほどの注目をあつめませんでしたが,20世紀末からその見直しが進んでいます。 ― 彼の主著の一つ『有機的なものの諸段階と人間』を原文でゆっくり読み進めます。
目標
― 二〇世紀中葉の,哲学的方法論と自然緒科学との関係とその状況理解。 ― プレスナーの人間論の構想理解。
授業外の学習
― 毎回の使用テキストについて,全員にレジュメ提出を義務づける(予習:3時間程度)。
所要時間: 190分(予習90分,復習100分)
スケジュール
- イントロダクション:授業の方針,文献,成績評価などについて重要な指示をするので,初回授業には必ず出席すること。
- 精読と討論(1)
- 精読と討論(2)
- 精読と討論(3)
- 精読と討論(4)
- 精読と討論(5)
- 精読と討論(6)
- 精読と討論(7)
- 精読と討論(8)
- 精読と討論(9)
- 精読と討論(10)
- 精読と討論(11)
- 精読と討論(12)
- 精読と討論(13)
- 授業中に指示される課題について授業外で哲学的対話を行い,それをレポートする。
教科書
テキストは授業内で配布される。
Die Stufen des Organischen und der Mensch
著者: Helmuth Plessner
出版社: Gesammelte Schriften IV, Suhrkamp, Frankfurt a.M., 1981
参考書
書籍情報はありません。