国際法研究 V

博士前期課程法学研究科

MLLW7780

コース情報

担当教員: 堀口 健夫

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火3

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

40%

その他

指定された文献の内容や疑問点等を整理したレジュメの提出を何度か求める。

40%

詳細情報

概要

海洋法分野のうち,特に海洋汚染防止や海洋生物資源保全に関する国際法制度や,日本におけるその国内実施に関する諸論点について,なるべく新しい文献(日本語・英語文献)を手掛かりに検討する。授業は日本語で行う。具体的な文献は参加者の関心も考慮しつつ決定するが,扱うテーマは下の「講義スケジュール」に挙げるようなものを大まかに予定している。受講にあたり,国際法の基本的な知識は必須である。また国際条約集は必ず用意すること。

目標

海洋法の最新の制度や理論の動向を把握し,特に海洋環境保護や海洋生物資源保全分野の重要論点について考察する力を高めること。

授業外の学習

少人数の演習形式を予定している。毎回割当られる文献に予め目を通し,内容や疑問点等について自分なりに整理したうえで授業に臨むこと。また授業後は,なお残された疑問点や課題について自分なりに検討を行うこと。授業時の議論や理解度をふまえ,教員から具体的な予習・復習課題を提示することもありうる。

所要時間: 予習・復習併せて190分を目安とする。

スケジュール

  1. イントロダクション (本講義では,大まかには以下のテーマに関する日本語・英語文献を複数回をかけて精読・検討する予定である。なお状況により,以下の各テーマを扱う順番や時間数を調整する場合がある。)
  2. 海洋汚染の防止(1):海洋投棄汚染
  3. 海洋汚染の防止(2):海洋投棄汚染
  4. 海洋汚染の防止(3):船舶起因汚染
  5. 海洋汚染の防止(4):船舶起因汚染
  6. 海洋汚染の防止(5):プラごみ海洋汚染
  7. 海洋汚染の防止(6):プラごみ海洋汚染
  8. 海洋生物資源の保全(1):魚資源の保全
  9. 海洋生物資源の保全(2):鯨類の保全
  10. 海洋生物資源の保全(3):鯨類の保全
  11. 海洋生物資源の保全(4):ワシントン条約と海洋生物資源
  12. 海洋生物資源の保全(5):ワシントン条約と海洋生物資源
  13. 海洋生物資源の保全(6):海洋保護区
  14. 海洋生物資源の保全(7):海洋保護区

教科書

国際条約集は持参のこと

  • 国際条約集

    出版社: 有斐閣

参考書

  • 国際環境法講義

    著者: 西井,鶴田

    出版社: 2020

  • The International Law of the Sea,3rd.

    著者: Yoshifumi Tanaka

    出版社: 2019

© 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.