国際経済法研究 II

博士前期課程法学研究科

MLLW7570

コース情報

担当教員: 川瀬 剛志

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火2

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

50%

その他

基本的にテキストの理解と授業内の議論を評価するが,出欠については欠席についてのみ減点要素とする。

50%

詳細情報

概要

WTOを中心とした国際経済法の大学院レベルでの体系的理解を深めるため,所定のテキストを講読,双方向で議論する。 テキストを講読したのち,近年の国際経済法に関する課題(例:米中摩擦,経済安全保障,WTOの機能不全,メガリージョンの隆盛)についても検討する。

目標

特に国際法(含・国際経済法)を専攻する受講者を念頭に,国際経済法の全体像を簡易に把握し,それを自身の研究課題に結びつけられるようになること。

授業外の学習

テキストの指定箇所を精読し,内容を把握した上で,授業での質疑応答に備える(週3時間程度)。

所要時間: 190分以上。

スケジュール

  1. ガイダンス
  2. 講読と討議(1)
  3. 講読と討議(2)
  4. 講読と討議(3)
  5. 講読と討議(4)
  6. 講読と討議(5)
  7. 講読と討議(6)
  8. 講読と討議(7)
  9. 講読と討議(8)
  10. 講読と討議(9)
  11. 最近の国際経済法上の問題に関する報告と討議(1)
  12. 最近の国際経済法上の問題に関する報告と討議(2)
  13. 最近の国際経済法上の問題に関する報告と討議(3)
  14. 最近の国際経済法上の問題に関する報告と討議(4)

教科書

和英双方のWTO協定条文を用意しておくこと。外務省経済局『WTO 世界貿易機関を設立するマラケシュ協定』(日本国際問題研究所)が至便だが値が張るので,例えば小寺彰・中川淳司(編)『基本経済条約集(第2版)』(有斐閣 2014)に併せ,英文はWTO公式サイトから調達してもよい。 以下テキストは例示であって,履修者のレベルに合わせて取り扱う文献を変更する。

  • The Law and Policy of the World Trade Organization, 5rd ed.

    著者: Peter van den Bossche & Werner Zdouc

    出版社: Oxford University Press, 2021

参考書

  • Foundations of International Economic Law

    著者: David Collins

    出版社: Edward Elgar, 2019

  • 国際経済法第3版

    著者: 中川淳司

    出版社: 有斐閣,2019

  • 講義国際経済法

    著者: 柳 赫秀(編)

    出版社: 東信堂,2018

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