国際法研究 I

博士前期課程法学研究科

MLLW7500

コース情報

担当教員: 江藤 淳一

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水2

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

60%

レポート

40%

詳細情報

概要

国際法委員会が作成した「国家責任条文」の重要な規定に関し,その注釈(英文)の読解を中心にして授業を進める。これを通じて,まずは基本的な論点を整理し,そのうえで,受講者が専門とする分野において国家責任法がどのような課題を抱えているかについても検討を加える。最後に,国際責任法のいずれかのテーマにつきレポートの提出を求める。

目標

次のレベルをめざす。 ・国家責任条文の各規定の内容を正しく理解する。 ・注釈の読解を通じて国家責任法に関する国家実行の問題点を考える。 ・各自の専門とする分野における国家責任法についての理解を深める。

授業外の学習

【予習】(所要時間・各回120分程度) あらかじめ指定する国家責任条文につき,注釈をよく読み,理解が難しい部分を整理しておき,授業でそれを提示できるよう準備する。。 自分の報告に際しては,取り上げる問題について十分に説明ができるように準備する。 【復習】(所要時間・各回70分程度) 授業で検討した論点を整理し,自分の理解度を確認し,自分の報告のなかで十分にその論点につき説明できるようにする。

所要時間: 予習・復習を含めて190分以上の学習時間が必要となる。

スケジュール

  1. 授業の進め方・注意点・分担などを説明する。
  2. 国家責任の一般原則
  3. 行為の国への帰属(1)
  4. 行為の国への帰属(2)
  5. 国際義務の違反
  6. 他国の行為に関連する国の責任
  7. 違法性阻却事由(1)
  8. 違法性阻却事由(2)
  9. 被害の回復
  10. 強行規範に基づく義務の重大な違反
  11. 国の責任の追及
  12. 対抗措置
  13. 具体的な事例の検討(1)
  14. 具体的な事例の検討(2)

教科書

現時点では指定せず,参加者の意見を聞いたうえ第1回の授業の際に決定する。

    参考書

    • 国際条約集

      著者: 植木俊哉・中谷和弘編

      出版社: 有斐閣・2024年

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