政治学研究 II

博士前期課程法学研究科

MLLW7201

コース情報

担当教員: 加藤 浩三

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

50%

レポート

50%

詳細情報

概要

自ら関心のあるテーマに基づいて出版可能なレベルのリサーチペーパーを,学期中に1本執筆してもらう。その過程において,パズルの設定,構成,体裁など学術論文を書くための基本的技術を習得するとともに,方法論に関する基礎文献を講読することにより,「創造的」論文とは何かを理解し,自他双方の論文を批判的に討論することにも重点を置きたい。

目標

質的および形式的に出版可能な学術論文を執筆する。

授業外の学習

毎週の討論,発表の準備(その時間的な目安としては,3時間程度)。

所要時間: 200分

スケジュール

  1. オリエンテーション-本講義のねらい
  2. 問題意識・パズル
  3. タイトル・構成・文献リスト
  4. 先行研究のレヴュー I
  5. 先行研究のレヴュー II
  6. 先行研究のレヴュー III
  7. 議論(仮説)の提示 Ⅰ
  8. 議論(仮説)の提示 Ⅱ
  9. 実証データの提示 I
  10. 実証データの提示 II
  11. 実証データの提示 III
  12. イントロ部分ドラフト
  13. 未定稿ドラフト
  14. 総括

教科書

受講者の方法論的関心により変更する場合もあるが,取り敢えず以下を指定する。授業開始前に各自購入するのが望ましい。

  • 『社会科学の方法論争 : 多様な分析道具と共通の基準』(原著第2版)

    著者: ブレイディ, ヘンリー,デヴィッド・コリアー編(泉川泰博, 宮下明聡訳)

    出版社: 勁草書房,2014年

  • 『社会科学のリサーチ・デザイン』

    著者: G・キング,R・O・コヘイン,S・ヴァーバ(真渕勝監訳)

    出版社: 勁草書房,2004年

参考書

開講時に指示するが,取りあえず以下を挙げておく。

  • A tale of two cultures : qualitative and quantitative research in the social sciences

    著者: Gary Goertz and James Mahoney

    出版社: Princeton, N.J. : Princeton University Press , 2012

  • 『政治学のリサーチ・メソッド』

    著者: ヴァン・エヴェラ,スティーヴン(野口和彦・渡辺紫乃訳)

    出版社: 勁草書房,2009年

  • 『社会科学のケース・スタディ-理論形成のための定性的方法』

    著者: アレキサンダー・ジョージ,アンドリュー・ベネット(泉川泰博訳)

    出版社: 勁草書房,2013年

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