ライフコース研究I

博士前期課程総合人間科学研究科 - 社会学専攻

MHSC7210

コース情報

担当教員: 田渕 六郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木2

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

10%

授業参加

30%

リアクションペーパー

40%

レポート

20%

その他

・リアクションペーパーは毎回の課題の準備,課題提出状況とその内容を評価します。 ・レポートは期末レポートです。

0%

詳細情報

概要

ライフコース研究とは,社会における人間の生の多様性やパターンを明らかにすることを目指す社会学的な研究法です。それは,個人の生と社会構造や歴史との接点を扱う社会学の研究法として,きわめて応用範囲の広い視点を提供します。 この演習では,ライフコース研究の基礎的方法を学ぶことを通じて,社会学的実証研究についての理解を深めることを目的とします。具体的には,質的研究を中心とする実証研究のための方法論にかんする文献と,ライフコース研究の視点が用いられたライフヒストリー(生活史)/ライフストーリー研究・家族研究・エイジング研究・ジェンダー研究などの実証的文献を織り交ぜて講読・討論します。 ※アクティブ・ラーニング(グループワーク,ディスカッション等)を毎回実施。

目標

・社会学的なライフコース研究とは何かを理解する。 ・実証研究としてのライフコース研究の方法について,その特徴を理解する。 ・ライフコース研究の基礎的な視点と方法を理解する。 ・ライフコース研究の適用例としての生活史研究,家族研究などについて理解する。 ・ライフコース研究の視点を自らの研究に活用する意義について考察する。

授業外の学習

毎回の授業で指定される次回授業の参考文献・資料を読み,必要な課題に取り組んだうえで授業に出席することが求められます。予習時間としては,2~3時間程度が期待されます。また,各自の研究に用いることができる知識を深めるため,授業時間外の学習として,授業で紹介する文献などを手がかりに,各自の研究関心に関連する文献の探索と講読やデータの収集,分析などを行うことを推奨します。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. イントロダクション(スケジュールと参加者の確定)
  2. レクチャー(ライフコース研究とは何か)
  3. 教材視聴とディスカッション
  4. 文献講読と討論1(方法論と理論に関する文献)
  5. 文献講読と討論2(方法論と理論に関する文献)
  6. 文献講読と討論3(方法論と理論に関する文献)
  7. 文献講読と討論4(方法論と理論に関する文献)
  8. 中間まとめ;受講者報告と討論
  9. 文献講読と討論5(ライフコース論の文献)
  10. 文献講読と討論6(ライフコース論の文献)
  11. 文献講読と討論7(ライフコース論の文献)
  12. 文献講読と討論8(ライフコース論の文献)
  13. 文献講読と討論9(ライフコース論の文献)
  14. 文献講読と討論10(ライフコース論の文献);全体まとめ

教科書

テキストは授業で紹介します。

    参考書

    下記以外の参考書は授業で紹介します。

    • ライフコースの社会学

      著者: 嶋崎尚子

      出版社: 学文社・2008

    • いのちとライフコースの社会学

      著者: 藤村正之編

      出版社: 弘文堂・2011

    • ライフヒストリーを学ぶ人のために(新版)

      著者: 谷富夫編

      出版社: 世界思想社・2008

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