論文演習 I
博士前期課程総合人間科学研究科 - 社会学専攻
MHSC2431
コース情報
担当教員: 芳賀 学
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水4
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
100%
詳細情報
概要
論文演習においては,私を指導教員とする総合人間科学研究科博士前期課程2年次に在籍する学生に対して,修士論文の作成のための指導を行う。具体的には,各自の問題関心に基づく研究テーマを検討し,そこで特定した具体的な研究課題を解くために,関連文献の選定と講読,作業仮説の策定,方法の選定,研究計画の策定とその試行的な実施,研究計画の本格的な実施とデータの収集,データの分析と考察,論文の執筆,といった一連の研究プロセスを取り扱う。このうち,春学期のⅠにおいては,受講する学生との入念なディスカッションを通じて,主として,研究テーマの検討から研究計画の策定とその試行的な実施までのプロセスを取り扱う。 総じて,社会学専攻開講の専門科目として,600レベル相当の高度な実践的知識を提供する。なお,アクティブ・ラーニング(ディスカッション・プレゼンテーション)を毎回実施する。
目標
今年度中の修士論文の完成を念頭に,参加者各自の研究テーマを決定し,研究計画の大まかなスケジュールを固めた上で,必要となるデータとその収集方法を確定し,試行的にデータの収集・分析を実施することを目標とする。
授業外の学習
参加者各自の研究計画を定めるために必要となる課題を毎回教員より個別に指示するので,参加者は次回までにその課題に必ず取り組んだ上で,授業に臨むこと。
所要時間: 190分以上。
スケジュール
- イントロダクション(以下は予定であり,授業の進捗状況により,各テーマの回数は変更することがありうる。)
- 研究テーマの選定(1):初期的なテーマの設定と検討
- 研究テーマの選定(2):研究テーマの決定
- 関連文献のサーベイ(1):基礎理論的な文献について
- 関連文献のサーベイ(2):応用理論的な文献について
- 関連文献のサーベイ(3):国内の実証的な先行業績について
- 関連文献のサーベイ(4):国外の実証的な先行業績について
- 研究方法の設定(1):研究方法のピックアップ
- 研究方法の設定(2):研究方法の検討と組み合わせ
- 研究方法の設定(2):研究方法の洗練化と決定
- 研究計画の策定と実施(1):研究計画の仮策定
- 研究計画の策定と実施(2):トライアルの実施結果の検討
- 研究計画の策定と実施(3):研究計画の確定
- まとめ:完成された研究計画のプレゼンテーションとコメント
教科書
開講時以降に適宜指示する。
参考書
開講時以降に適宜指示する。