社会学方法論

博士前期課程総合人間科学研究科 - 社会学専攻

MHSC1120

コース情報

担当教員: 石井 由香理

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火3

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

20%

その他

授業内課題:提出物については,担当教員の指示に従うこと。

60%

詳細情報

概要

このコースでは,社会調査法を学ぶ。まず,社会学における理論と調査の関係や,様々な調査(量・質的調査,比較研究)の論理について理解を深める。その上で,調査を企画・設計し,実施し,分析・集計を行うための実践的な知識と能力を習得する。仮説の設定,サンプリング,因果関係等の実証研究における基本的な問題,データの整理,データ分析について学ぶ。※アクティブ・ラーニング(グループワーク,ディスカッション等)を毎回実施。

目標

1)社会学における理論と調査の関係について理解を深める。 2)質的調査,比較研究の論理について理解を深める。 3)学習した内容を活かして,修論・博論の質を高める。

授業外の学習

毎週文献を読み,レジュメ作成を含む課題に取り組む必要がある。

所要時間: 最低190分

スケジュール

  1. オリエンテーション
  2. 社会学の認識論と社会調査
  3. 社会調査における理論と観察の関係
  4. 比較・歴史的研究の論理
  5. 調査倫理の諸問題
  6. 質的研究の論理
  7. 質的フィールド調査(フィールドノートの作成,質的な分析を含む)
  8. 量的研究の論理
  9. 社会調査の企画と設計
  10. 概念の感受性・操作化,測定・尺度
  11. 標本抽出(サンプリング)
  12. 質問紙調査(調査票の作成を含む)
  13. データファイルの作成(エディティング,コーディング,データ入力,データクリーニング,コードブックの作成を含む)
  14. データの基礎的集計(グラフ作成を含む),報告ペーパーの作成,データ管理

教科書

テキスト1と2を使用する。

  • データ対話型理論の発見――調査からいかに理論をうみだすか

    著者: B・G・グレイザー A・L・ストラウス

    出版社: 新潮社 / 1996

  • Constructing Social Research: The Unity and Diversity of Method, 3rd Ed.

    著者: Ragin, Charles C. and Lisa M. Amoroso.

    出版社: Thousand Oaks, CA: Sage.2019

参考書

書籍情報はありません。

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