分野横断研究法:原理と技法
博士前期課程総合人間科学研究科 - 心理学専攻
MHPS7900
コース情報
担当教員: 松田 修
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 金5
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
授業参加
20%
レポート
30%
その他
RefWorksによる文献管理システムの構築,EXCELやSPSSを使った統計分析,研究テーマの資料作成と発表など
30%
詳細情報
概要
この講義では,分野を俯瞰・横断した学術研究の原理と方法を概念的に理解すると同時に,研究を効果的に進めるための情報検索,ICT,文書作成,口頭発表などの実用的スキルを高めます。また,様々な分野の研究を行う学生との交流による学内における知的ネットワークの広がりも意図しています。授業は様々な研究科・専攻に所属する教員が,講義,議論,ワークショップを組み合わせたアクティブラーニング形で行い,必要に応じて関連部署の職員が実務的スキルの講習を行います。なお,履修者は学部の卒業論文や卒業研究で自分野の研究を行った経験があることが望ましいですが,研究経験が全くない学生も履修可能です。
目標
(1) 学術研究の原理と方法を俯瞰的に理解できる(知識) (2) 学術研究に関連する文献検索,情報管理,ICT活用,文書作成,口頭発表ができる(技能) (3) 様々な分野の学術研究に興味を持ち,専門の異なる研究者と交流できる(態度)
授業外の学習
授業後の課題に30分,関連文献の読解に60分,その他,研究共有スライドの作成,最終レポートの作成などに平均100分を要する。
所要時間: 授業1回あたり190分以上
スケジュール
- 導入(科目説明と履修者紹介) 学問領域と科学研究の全体像:研究のパラダイムとディシプリン
- 人文学研究の意義と方法:文学を例に
- 上智大学での学術研究:「他者のために,他者と共に」
- 文献検索とRefWorksを使った情報管理:実践宗教学を例に
- 質的研究の方法論:言語学を例に
- 量的研究の方法論:理学/工学を例に
- 記述統計とEXCELを使った集計・分析:経済学を例に
- 推測統計とSPSSを使った集計・分析:心理学を例に
- 学際的研究の方法論1:地域研究を例に
- 学際的研究の方法論2:地球環境学を例に
- 海外留学制度と研究支援制度
- 学術研究の倫理:法律的視点
- 履修者の研究分野と研究内容の共有１
- 履修者の研究分野と研究内容の共有２
教科書
教科書は使わず,資料を配布する。
参考書
書籍情報はありません。