心の健康教育特論(心の健康教育に関する理論と実践)

博士前期課程総合人間科学研究科 - 心理学専攻

MHPS7840

コース情報

担当教員: 齋藤 梓

単位数: 2

年度: 2024

学期: 2Q集中

曜限: その他

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

40%

レポート

40%

その他

グループで実施する発表に対する評価

20%

詳細情報

概要

心理専門職(臨床心理士,公認心理師)として働く上では,予防(予め防ぐことだけではなく悪化を防ぐことも含む)のため,心の健康に関する知識とスキルを習得する事が重要となる。 この授業では,心理教育やストレスマネジメント,その他の心の健康教育の実践(個別の心理臨床のみならず知識の普及や地域支援を含む)に必要な理論およびスキルを紹介する。 そして,それらのスキルを実際にどのような場面でどのように活用するか,事例や模擬実践を通して学ぶ。教員による講義と学生の演習,ディスカッション,ロールプレイ,グループ発表などを行う。

目標

1.心の健康教育に関する理論について理解する。 2.心の健康教育に必要なスキルを体験する。 3.公認心理師として,様々な対象に対して心の健康教育を実施できるようになる。

授業外の学習

【予習】(所要時間:各回110分程度) 次回のテーマに関連する文献等を読み,知識を深めておくこと。また,グループ発表のための資料を調べ,発表の準備を行うこと。 【復習】(所要時間:各回80分程度) 授業内で行った演習やロールプレイを各自復習し,学んだスキルを習得するよう努めること。授業内で紹介された文献等に目を通すこと。

所要時間: 190分以上

スケジュール

  1. 心の健康教育とは:オリエンテーション,心の健康教育について学ぶ
  2. メンタルヘルスとストレス(1):予防,ストレス理論,トラウマについて学ぶ
  3. メンタルヘルスとストレス(2):トラウマインフォームドケアについて学ぶ
  4. メンタルヘルスとストレス(3):トラウマに関する心理教育,リラクゼーションスキルを実践する
  5. メンタルヘルスとストレス(4):感情調整とストレスマネジメントについて学ぶ
  6. 心の健康教育に関する様々な臨床実践を学ぶ: うつ病,統合失調症などの精神疾患における心の健康教育についてディスカッション
  7. 心の健康教育に関する様々な臨床実践を学ぶ: 自殺予防,包括的性教育などにおける心の健康教育についてディスカッション
  8. 心の健康教育に関する様々な臨床実践を学ぶ: 犯罪被害,暴力(虐待やIPV,DV)などにおける心の健康教育
  9. 心の健康教育に関する模擬実践(1): 受講生の関心に基づき,心の健康教育を実施する場面を設定しグループで模擬実践を計画する
  10. 心の健康教育に関する模擬実践(2): 受講生の関心に基づき,心の健康教育を実施する場面を設定しグループで模擬実践を計画する
  11. 心の健康教育に関する模擬実践(3): 受講生の関心に基づき,心の健康教育を実施する場面を設定しグループで模擬実践を行う
  12. 心の健康教育に関する模擬実践(4): 受講生の関心に基づき,心の健康教育を実施する場面を設定しグループで模擬実践を行う
  13. 心の健康教育に関する模擬実践(5): 受講生の関心に基づき,心の健康教育を実施する場面を設定しグループで模擬実践を行う
  14. 心の健康教育に関する模擬実践(5): 受講生の関心に基づき,心の健康教育を実施する場面を設定しグループで模擬実践を行う

教科書

専門的な内容であり多岐にわたるため,適宜紹介する。

    参考書

    専門的な内容であり多岐にわたるため,適宜紹介する。

      © 2025 上智非公式シラバス. All rights reserved.