教育臨床特論(教育分野に関する理論と支援の展開)

博士前期課程総合人間科学研究科 - 心理学専攻

MHPS7810

コース情報

担当教員: 伊東 孝郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 月1

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

25%

授業参加

25%

レポート

25%

その他

担当回のプレゼンテーション

25%

詳細情報

概要

本講義は,教育分野に関わる公認心理師の実践,特に学校での心理学的支援について学習するものである。 学校というコミュニティの中で行う臨床実践について理解するために,その代表的な実践形態であるスクールカウンセリングを主に取り上げる。学校臨床活動の基本,歴史と背景,学校の抱える様々な問題等について論じた後,テキストを用いながら実際の活動事例について学習し,検討する。

目標

教育分野に関わる公認心理師(臨床心理士)の実践を学ぶことを通じて,受講者が教育臨床の基礎について理解すること,そして臨床的な関わりを期待されて実際に学校現場に出ることになった場合に最低限の対応が可能となることを目的とする。

授業外の学習

テキストの当該部分を事前に読み込み,自分なりの考えをまとめた上で,授業に参加すること。 授業終了後は,授業内でのプレゼンテーションや議論を踏まえて振り返り,考えを深めて課題に取り組むこと。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. イントロダクション:臨床教育学とは ※以下は予定であり,授業の進捗状況やテーマ担当者の都合により,各テーマの回数や順序は変更することがある。
  2. スクールカウンセラー活用事業の歴史とスクールカウンセリング活動の基本
  3. いじめと不登校について
  4. 事例研究1 教師との連携①
  5. 事例研究2 教師との連携②
  6. 事例研究3 家庭訪問
  7. 事例研究4 家族の要因①
  8. 事例研究5 家族の要因②
  9. 事例研究6 カウンセリング
  10. 事例研究7 問題行動
  11. 事例研究8 障がい
  12. 事例研究9 躁うつ体質
  13. 事例研究10 医療との関わり
  14. 事例研究1~10 を通してのディスカッションとまとめ

教科書

以下のテキストを使用する。

  • スクールカウンセリングモデル100例

    著者: かしまえりこ・神田橋條治

    出版社: 創元社・2006

参考書

かしまえりこ編著 「神田橋條治 スクールカウンセラーへの助言100」 創元社・2021

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