老年心理学特殊研究
博士前期課程総合人間科学研究科 - 心理学専攻
MHPS6350
コース情報
担当教員: 松田 修
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火1
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
出席状況
授業参加
その他
正当な理由のない欠席は認めない。
詳細情報
概要
臨床心理学コースの学生は1年次に履修しておくとよい。 心理的な問題を持つ高齢者とその家族や関係者に対して,臨床心理学の専門家として関わるのに必要な専門的な知識について,主体的に学習する。 受講生は,初回の授業で提示されたトピックスを参考に,担当するテーマを決定し,それについて,文献研究を中心に自らが調べ,わかったことを他の受講生と担当教員に対してレクチャー(発表)する(1テーマあたり20分,パワーポイントを使用,配布資料は6スライド/ページ)。 残りの時間を利用してテーマに関連した討論や,担当教員による補足を行う。毎回,その日の授業についてコメントを求める。臨床心理学コースの学生ならびに臨床に携わることを目指す者には履修を強く推奨する。
目標
心理的な問題を持つ高齢者とその家族や関係者に対して,臨床心理学の専門家として関わるのに必要な専門的な知識について的確に説明できる。
授業外の学習
毎回,予習・復習を必要とする。担当箇所のレクチャー(発表)に関しては,さらに,発表の準備(参考書や関連文献の精読,発表スライドの作成,質疑応答の準備など)に4時間程度が必要である。
所要時間: 授業1回あたり190分以上
スケジュール
- オリエンテーション ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
- 担当者決め
- 発表と討論(1)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(2)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(3)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(4)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(5)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(6)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(7)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(8)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(9)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(10)受講生によるレクチャーと討論
- 発表と討論(11)受講生によるレクチャーと討論
- まとめ,受講生による授業の振り返りと教員による総括
教科書
各自の興味関心に合わせて,論文や文献を選定するため,現時点では指定せず,授業内で案内する。
よくわかる高齢者心理学
著者: 佐藤眞一・権藤恭之(編著)
出版社: ミネルヴァ書房・2016年
最新老年心理学
著者: 松田修(編著)
出版社: ワールドプランニング・2018年
高齢者のこころとからだ事典
著者: 日本老年行動科学会(監修)
出版社: 中央出版・2014年
参考書
「老年精神医学雑誌」の特集論文,原著論文,総説論文で臨床心理学に関連するもの(例,非薬物療法,アセスメント)
チャレンジング行動から認知症の人の世界を理解する:BPSDからのパラダイム転換と認知行動療法に基づく新しいケア
著者: イアン・アンドリュー・ジェームス(著)山中克夫(監訳)
出版社: 星和書店・2016年
高齢者心理学
著者: 権藤恭之(編)
出版社: 朝倉書店・2008年
Handbook of the Clinical Psychology of Ageing second edition
著者: Woods R & Clare L (eds)
出版社: Wiley Blackwell