臨床心理実習I*
博士前期課程総合人間科学研究科 - 心理学専攻
MHPS2770
コース情報
担当教員: 横山 恭子
単位数: 1
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火3, 火4
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 不可
評価方法
授業参加
リアクションペーパー
その他
リアクションコメント,ケースのプレゼンテーション,討論への参加,その他上智大学臨床相談室における実習の全体を勘案し,臨床家としての基礎的素養が身についたかどうかを勘案しつつ評価する。 「上智大学臨床心理研究」への執筆は単位取得の必要条件である。
詳細情報
概要
授業時間においては,学生は主に本学臨床心理相談室や外部の実習先で担当した事例を報告し,教員が中心となって討論します。相談室という初心者の臨床家が事例を担当する臨床現場においての管理的な意味があるので,臨床心理相談室で事例を担当している学生は出席が義務づけられています(守秘義務についての誓約書を提出いただきます)。 この授業の登録履修は,博士前期課程臨床心理学コース2年次生を対象にしていますが,臨床心理基礎実習ⅠおよびⅡの単位を修得済みであることが必要です。また,同コースの院生は修了までに最低3回は事例を提出することが求められます。博士前期課程2年次生以外にも,条件を満たした臨床心理学コースの学生,もしくはそれを修了した博士後期課程の学生のみ受講可です。 また「上智大学臨床心理研究」への論文を一本以上執筆することも義務付けています。 「上智大学臨床心理研究」に投稿するためには,博士後期課程院生による査読会に出席して,査読の下に論文を掲載することが必要です。 さらに,臨床コースが契約している実習先で,臨床の実習をすることも求められます。
目標
クライエントの基礎的なアセスメントと設定供給の決断ができ,初期の関係構築と維持ができる。自分の面接の記録から,自分のやったことの振り返りができる。 実習先で,臨床現場での基本的な立ち居ふるまいができるようになる。 倫理的な問題に配慮しつつ,他職種との連携も構築できる。 (カリキュラムポリシー ⒊臨床心理学コースにおいては,臨床心理士として必要とされる様々な知識や技能を具体的な臨床事例に即して得,実習や実践を通してより一層深められるよう必修科目を開設する)
授業外の学習
クライエントのインテークの陪席,自分の担当クライエントの面接,面接記録,カンファレンスのレジュメ作成,カンファレンスのリアクションコメント執筆。 ジャーナルの論文執筆,査読会への出席と査読にしたがって論文を仕上げること。 実習先での実習,および教員への報告。
所要時間: 380分以上を要する
スケジュール
- オリエンテーション,受講生がケースを提出してのケース検討(第1回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第2回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第3回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第4回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第5回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第6回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第7回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第8回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第9回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第10回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第11回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第12回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第13回)
- 受講生がケースを提出してのケース検討(第14回)
教科書
授業内でその都度指示する
参考書
書籍情報はありません。