放送論特講II

概要

テレビや新聞,ネットなどの「調査報道」。 「データ・ジャーナリズム」などテレビ等のジャーナリズムの最前線やネットジャーナリズムとの関係で起きている諸課題についてアクチュアルな事例研究を行う。 具体的なテーマに関しては受講生の関心に合わせて検討する。 題材は,文献の他にテレビ番組,ネットなどの記事,論文も対象とする。テレビや新聞,ネットなどの調査報道。データ・ジャーナリズム。ゲーム,YouTube・・・テレビ等のジャーナリズムの最前線やネットジャーナリズムとの関係で起きている諸課題について,アクチュアルな事例研究を行う。 特に日本のテレビ局のドキュメンタリー制作での「最前線」で話題になっている番組を扱います。 具体的なテーマに関しては受講者の関心に合わせますが,これまでは「ノーナレ」「ドキュメント72時間」「NHKスペシャル」「BS1スペシャル」などの番組からその都度,選んで,毎回,2番組程度を事前に視聴しました。ジャンルは中国社会を取材した独立ドキュメンタリー,朝鮮半島問題を扱った番組など,アジアの国や地域が表象されている番組などからゲーム番組など,放送から通信へ急速に変容するデジタル時代の変化が現れている番組群を視聴していきます。 題材はテレビ番組,ネット記事,文献なども使います。 *本授業は新聞学専攻の院生に中国や韓国からの留学生が多いことから中国や朝鮮半島をめぐるドキュメンタリーを視聴対象にするかたちの流れにしています。とはいえ,院生の問題関心に合わせて柔軟に視聴対象を決めていく方針です。かなり柔軟に視聴対象が変わると考えてください。

目標

放送ジャーナリズムで現在,課題になっているテーマについて個別のテレビ番組などを通じて相関的に理解し,将来を展望できる。

授業外の学習

授業時間前にテレビ番組の映像を視聴する。ドキュメンタリー映像を毎週2本程度視聴して関連する論文などを読み,具体的な番組や討論などで参考にする。その都度,自分の考察をレポートにまとめる。

所要時間: 200分