放送論特講I

博士前期課程文学研究科 - 新聞学専攻

MHJN7170

コース情報

担当教員: 水島 宏明

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木3

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

出席状況

20%

授業参加

30%

レポート

25%

その他

その都度,指定した課題について評価する

25%

詳細情報

概要

テレビや新聞,ネットなどの調査報道。データ・ジャーナリズム。 ゲーム,YouTube・・・テレビ等の映像ジャーナリズムの最前線やネットジャーナリズムとの関係で起きている諸課題について,アクチュアルな事例研究を行う。 特に日本のテレビ局のドキュメンタリー制作での「最前線」で話題になっている番組を扱います。 具体的なテーマに関しては,受講生の関心やニーズに合わせてジャンルを選択します。 「ノーナレ」「ドキュメント72時間」「NNNドキュメント」などの番組からその都度,選んで,毎回,2番組程度を事前に視聴してもらいます。テーマはデジタル時代の調査報道,デジタルジャーナリズム,戦争,性暴力,環境など様々なドキュメンタリーを取り扱います。 題材は特定の文献のほか,テレビ番組,ネット記事なども使います。

目標

「放送ジャーナリズム」に関して,現在,課題となっている諸問題について個々の具体的な番組を例示して相関的に理解し,将来を展望できる。

授業外の学習

関連する本や論文などを読み,具体的な番組や討論などを理解しておく。自分の考察をレポートにまとめる。

所要時間: 200分

スケジュール

  1. ガイダンス
  2. データジャーナリズムの調査報道
  3. オープン・ソース・インベスティゲーションの調査報道
  4. 共感を得るためのドキュメンタリーの模索
  5. SNSを利用したドキュメンタリーの模索
  6. アーカイブ映像を使ったドキュメンタリーの最前線
  7. 定点観測型のドキュメンタリー「ドキュメント72時間」の意味
  8. 「ノーナレ」という手法が示すグローバルスタンダードのドキュメンタリー
  9. ドラマによる再現を駆使・取材した「事実」を積み上げたドキュメンタリードラマ
  10. オーソドックスなドキュメンタリー・地方テレビ局発のドキュメンタリー映画(1)
  11. オーソドックスなドキュメンタリー・地方テレビ局発のドキュメンタリー映画(2)
  12. リアリティーはドキュメンタリーとどう違うのか〜リアルの最前線
  13. 「性暴力」「生理」など“女性の問題”を扱ったテレビ番組の最前線
  14. 前期課題のレポートなどの講評

教科書

その都度,指示します。

  • 「日本のテレビ・ドキュメンタリー」

    著者: 丹羽美之

    出版社: 東京大学出版会/2020

  • 「地方メディアの逆襲」

    著者: 松本創

    出版社: 2021/ちくま新書

  • 「さよならテレビ ドキュメンタリーを撮るということ」

    著者: 阿武野勝彦

    出版社: 2021/平凡社新書

参考書

書籍情報はありません。

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