<西洋史学>中世特研
博士前期課程文学研究科 - 史学専攻
MHHT7190
コース情報
担当教員: 山本 成生
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
詳細情報
概要
西洋中世の研究にはそれ自体に長い歴史があり,刊行史料集,古語辞典,専門事典Cyclopedia,参考文献集・基本的概説書,地方史研究の蓄積などの様々な「研究ツール」が存在している。また近年ではインターネットなどのICT技術の発達にともない,上記の研究ツールの電子化・オンライン化が進み,他方でこれまでにない「新しい研究ツール」も登場しつつある。今日では,研究対象の細分化や方法論を中心とした学際化により,西洋中世研究のなかでも研究者ごとに独自の「道具箱」(研究ツール一式)が存在しているといえるであろう。 この授業では,各自が「自分の研究分野の道具箱」を作成することを目指し,調査と報告をおこなう。また西洋中世研究の全体に関わる事項については,講義や文献講読などもおこなう予定である。
目標
(1) 西洋中世研究に関する基本的な研究ツールを使いこなすことができる (2) 研究ツールの現状を体系的・総合的に理解することができる (3) 自身の独自の「道具箱」(研究ツールの一式)を構築することができる
授業外の学習
与えられた課題に関する調査とその結果報告を事前におこなっておくこと。また,生産的な議論を可能とするための問題点・批判的を挙げておくこと。 授業1回あたりの学習時間の具体的な内訳※: ・予習(80分以上):高校世界史の教科書,指定参考書,Web情報等で該当回のテーマや関連事項を調べて,ノート等にまとめておく ・復習(110分以上):授業内容をノート等に整理する。さらに疑問点や発展学習を自分で考え,参考資料を検索・読解し,そこで分った点を前記のノートに付け加える ※ 時間内訳と予習・復習の内容は,各回の進行状況と教員の指示により変更される可能性がある
所要時間: 授業1回あたり190分
スケジュール
- イントロダクション:「研究の道具箱」とは何か
- 参考文献・基本概説書・研究入門書(1)
- 参考文献・基本概説書・研究入門書(2)
- 辞書・事典(1)
- 辞書・事典(2)
- 史料(刊行史料,手稿史料,目録)(1)
- 史料(刊行史料,手稿史料,目録)(2)
- ICT・オンラインツール(1)
- ICT・オンラインツール(2)
- その他の研究ツール
- 文献講読(1)
- 文献講読(2)
- 文献講読(3)
- 総括
教科書
授業中に指示する。
参考書
書籍情報はありません。