<日本史学>近世特研

博士前期課程文学研究科 - 史学専攻

MHHT7060

コース情報

担当教員: 川村 信三

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木5

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

25%

授業参加

25%

レポート

50%

その他

セミナーペーパー(上記レポートに相当)をもって最終の評価を行う。

0%

詳細情報

概要

大航海時代はポルトガルとスペインに二国が最大の発展を遂げた時代である。日本の16世紀史もその余波をうけ,大きな変革をとげている。とくに,1520年代に発見され,30年代には精錬方法が飛躍的に改善された石見銀山の日本銀は世界各地にもたらされた。とくにマカオを中心とした生糸貿易との関連で日本銀の役割は重要であった。こうした地域的な現象をグローバル的にとらえる試みが紹介されているので,それを見く。1571年フィリピンのマニラ開港を機会に,南米産の銀もアジアに流れ込むルートが有名であり,このことも踏まえて,大航海時代に日本をグローバルヒストリーの枠組みでとらえなおす。

目標

大航海時代のグローバリゼーションと日本を理解すること。

授業外の学習

発表担当箇所の準備と整理。 指定された文献を購読,発表準備のため120分を準備とし,演習後のまとめと課題作成のための時間を120分程度確保すること。 その他,課外での調査などの時間も適宜設ける。 一回の授業当たりの予習と復習の合計は4時間程度とする。

所要時間: 240分

スケジュール

  1. 概論
  2. 大航海時代のグローバリゼーション(1)
  3. 大航海時代のグローバリゼーション(2)
  4. 大航海時代のグローバリゼーション(3)
  5. 大航海時代のグローバリゼーション(4)
  6. 日本銀の問題(1)
  7. 日本銀の問題(2)
  8. 日本における「社会史」
  9. 日本における「社会史」
  10. マニラ貿易(1)
  11. マニラ貿易(2)
  12. マニラ貿易(3)
  13. 史料実証と大航海時代のグローバリゼーション
  14. 総合セッション リフレクションと討議

教科書

テキストは毎週,参考書あるいは,論文当該箇所を指定する。

  • The Christian Century of Japan

    著者: C. R. Boxer

    出版社: 1993

  • リオリエント:アジア時代のグローバル・エコノミー

    著者: アンドレ・グンター・フランク

    出版社: 藤原書店 2000年

参考書

書籍情報はありません。

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