ドイツ文学研究VIb
博士前期課程文学研究科 - ドイツ文学専攻
MHGL7420
コース情報
担当教員: 中村 朝子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 木3
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
その他
授業参加,発表,レポートなどで総合的に判断する
100%
詳細情報
概要
Moderneと称される抒情詩,特に第二次世界大戦後のそれは,伝統的な,つまりは18世紀から19世紀前半の抒情詩からの逸脱が一つの大きな特徴である。しかしそれはそれらの詩作がそうした伝統ともはやかかわりを持たないということを意味するのではない。それらの詩作は抒情詩の伝統とはっきりと意識的,批判的に取り組むことで,新しい詩の形を生み出そうとしてきた。この授業ではModerneの抒情詩を伝統と関連付けながら捉えることで,その特質を明らかにしていきたい。具体的には本歌取りともいうべき詩作の手法の検討や同一モチーフを持つ異なる時代に書かれた詩作品の比較考察,あるいは先達とみなす詩人をテーマとする詩論的な詩の分析等を行う予定である。
目標
テクストを精緻に分析し,解釈する力を身に着けた上で,その魅力を十分に味わう。伝統とのかかわりの中でModerneの抒情詩を捉えることで,その本質ならびにその 今日的意味について考える。
授業外の学習
毎回,授業で扱うテクストを事前に十分読み,準備しておく。
所要時間: 190分
スケジュール
- 授業の進め方や評価についての説明 テクストを読む際に必要な前知識の伝達
- Eduard Moerikeの>Er ist’<とKarl Krolowの >Neues Wesen<
- Eduard Moerikeの>Er ist’<とKarl Krolowの >Neues Wesen<
- Opheliaの変容(William Shakespear, Arthur Rimbaud, Georg Heym, Bertolt Brecht, Gottfried Benn, Peter Huchel)
- Opheliaの変容(William Shakespear, Arthur Rimbaud, Georg Heym, Bertolt Brecht, Gottfried Benn, Peter Huchel)
- Opheliaの変容(William Shakespear, Arthur Rimbaud, Georg Heym, Bertolt Brecht, Gottfried Benn, Peter Huchel)
- Opheliaの変容(William Shakespear, Arthur Rimbaud, Georg Heym, Bertolt Brecht, Gottfried Benn, Peter Huchel)
- Opheliaの変容(William Shakespear, Arthur Rimbaud, Georg Heym, Bertolt Brecht, Gottfried Benn, Peter Huchel)
- Johannes Bobrowski の>Hoelderlin in Tuebingen<
- Paul Celan の>Teubingen, Jaenner<
- 自然抒情詩の系譜とGespraech ueber Baeume(Eichendorff, Heine, Brecht,Celan,Fried)
- 自然抒情詩の系譜とGespraech ueber Baeume(Eichendorff, Heine, Brecht,Celan,Fried)
- 自然抒情詩の系譜とGespraech ueber Baeume(Eichendorff, Heine, Brecht,Celan,Fried)
- 自然抒情詩の系譜とGespraech ueber Baeume(Eichendorff, Heine, Brecht,Celan,Fried)
教科書
プリントを配布します
参考書
書籍情報はありません。