ドイツ文学研究Vｂ
博士前期課程文学研究科 - ドイツ文学専攻
MHGL7400
コース情報
担当教員: 大田 浩司
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 水2
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
20%
授業参加
30%
レポート
30%
その他
学期中に一度,自分自身で選んだ文学テクストについて小発表を行ってもらいます。
20%
詳細情報
概要
ドイツ語の詩を成り立たせているリズム,押韻,文体,多義性などについてドイツ語の研究書を読むことを通じて学び,詩的テクストの解釈の方法論を身につけてもらいます。毎回担当者が自分の担当箇所について和訳と解説を行うことによって授業を進めていきます。担当者の和訳と解説の後は,受講生全員による議論の時間を設けます。学期の最後には自分自身で文学テクストを選び,授業で学んだことを応用して小発表を行ってもらいます。
目標
①理論的なドイツ語の文章が正確に読める。 ②文学テクストの解釈の方法論を身につける。 ③ドイツ文学研究の最新の議論に対応できる。 ④授業で学んだ方法論を実際の文学解釈に応用できる。
授業外の学習
全受講者は毎回指定されたテクストの範囲をしっかりと読んで予習してください。復習にあたっては,授業中に議論になったことを各自で考え,次回の授業でフィードバックしてください。
所要時間: 190分以上
スケジュール
- 授業のオリエンテーション(授業の進め方,評価方法について),詩のリズムの機能について ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがありうる。
- Akzente, Pausen: Rhythmus (1)
- Akzente, Pausen: Rhythmus (2)
- Ende und Übergang: Enjambement
- Aus Dissonanz Konsonanz: Reim (1)
- Aus Dissonanz Konsonanz: Reim (2)
- Das Wie des Was: Stil (1)
- Das Wie des Was: Stil (2)
- Ein Stil, der etwas Besonderes sein will: Klischee (1)
- Ein Stil, der etwas Besonderes sein will: Klischee (2)
- Bestimmte Fülle: Vieldeutigkeit (1)
- Bestimmte Fülle: Vieldeutigkeit (2)
- 受講生による小発表
- 受講生による小発表,春学期のまとめ
教科書
教科書のプリントを配布します
Macharten. Über Rhythmus, Reim, Stil und Vieldeutigkeit
著者: Gerhard Kurz
出版社: Vandenhoeck & Ruprecht 1999
参考書
ドイツ詩学入門
著者: 一ノ瀬恒夫
出版社: 大学書林 1995年
ドイツ詩を学ぶ人のために
著者: 内藤道雄 編
出版社: 世界思想社 2003年