19世紀小説研究I
博士前期課程文学研究科 - フランス文学専攻
MHFL7320
コース情報
担当教員: 博多 かおる
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火4
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
レポート
50%
その他
授業における発表,読解
50%
詳細情報
概要
バルザック,フローベール,ボードレール,プルーストの作品を中心に,植物に関する表現を考察します。当主題にもとづき文学作品の分析を行うとともに,19世紀の植物辞典や,異なった文化圏・地理的条件からもたらされた植物についての資料も読み解いていきます。その上で,植物との交流が人間の思考や感性に何を与えたかを考察します。受講者が専門としている作家における同主題についての発表も予定しています。
目標
1)フランス語で書かれた論理的なテクストの緻密な読解ができるようになる。 2)テクストの多面的な分析を実践できるようになる。 3)参考文献を探し,読み,それに基づいて自らの思考を展開できるようになる。
授業外の学習
授業中に指示した次回の講読箇所については各自事前に読解を行い,担当ページについては授業前に資料を用意してください。固有名詞や,注釈が必要な事項については自ら調べてきてください。復習に際しては,授業で理解したことを整理し,それについての自分の考えを書くことでさらに展開することを推奨します。
所要時間: 190分
スケジュール
- イントロダクション,各作品と授業の目標についての説明(以下の内容は目安であり,各トピックにあてる回数には軽微な変更がありえます)
- バルザック『村の司祭』をめぐってー植物と推理
- バルザック『村の司祭』をめぐってー異国からフランスへもたらされた植物について
- バルザック『村の司祭』をめぐってー植物の象徴性
- バルザック『村の司祭』とヴィクトル・ユゴーの詩をめぐってー草のねばり強さと虐げられた人々
- バルザック『村の司祭』における森と植物の言葉
- フローベール『感情教育』とデュマ・フィスにおける椿と植物ーアジアの植物の装飾性と流行
- フローベール『感情教育』とデュマ・フィス『椿姫』における椿と植物ーアジアの植物の装飾性と流行
- フローベール『ブヴァールとペキュシェ』における異国の植物ー植物の多様性と環境
- フローベール『純な心』における鸚鵡と植物
- ボードレールの詩における植物(1)
- ボードレールの詩における植物(2)
- ボードレールの詩における植物(3)
- まとめ
教科書
プリントを配布します
参考書
草のみずみずしさ 〔感情と自然の文化史〕
著者: アラン・コルバン
出版社: 藤原書店・2021
木陰の歴史 〔感情の源泉としての樹木〕
著者: アラン・コルバン
出版社: 藤原書店・2022