テクストとイメージ研究I

博士前期課程文学研究科 - フランス文学専攻

MHFL7300

コース情報

担当教員: 實谷 総一郎

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 火2

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

10%

授業参加

20%

レポート

70%

詳細情報

概要

本講義では,ゾラと近代美術というテーマを題材として,文学研究の専門的な研究手法の基礎を習得することを目指す。調査対象の設定,資料調査の方法,テクスト分析,アーカイヴズの使い方,近年の研究動向や先行研究,論文作成のための技法についてなど,研究を進める上で必須となる事項について学習する。各回は重要な論文やテクスト,イメージを軸に,関連する事項について解説を行う。最終的には授業内容を自身の研究に応用するレポートを作成していただく。なお,受講者の関心に応じて,多少授業内容,スケジュールなど変更する可能性がある。

目標

1.調査の基本を理解し,自ら応用できる 2.発展的なテクスト分析を実践できる 3.近年の研究動向を理解し自らの研究をその中に位置付けることができる 4.自身の研究をアカデミックな水準に引き上げる

授業外の学習

配布するテクストについての予習を行ってください(60分)。授業内容をまとめ自身の研究と関連づけるための復習をしっかりと行ってください(130分)。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. 導入,ゾラ研究,研究史
  2. ゾラの美術批評研究史
  3. ジャン=ルイ・カバネスの研究(学際研究)
  4. ジャン=ルイ・カバネスの研究(学際研究)
  5. ゾラの美術批評と同時代(美術理論,アーカイヴ)
  6. ゾラの小説作品と同時代(文学と思想史,政治)
  7. ゾラ研究誌Les Cahiers naturalistesから(論文の技法)
  8. 最近の学術誌から(論文の技法)
  9. アンリ・ミットランの研究(伝記研究)
  10. アンリ・ミットランの研究(伝記研究)
  11. フィリップ・アモンの研究(文学理論とレトリック)
  12. フィリップ・アモンの研究(文学理論とレトリック)
  13. 総括
  14. レポート講評

教科書

適宜プリントで配布

    参考書

    • Émile Zola, Écrits sur l'art

      著者: Robert Lethbridge (éd.)

      出版社: Classiques Garnier, 2022

    • Lire le Réalisme et le Naturalisme

      著者: Colette Becker

      出版社: Dunod, 1992

    • Zola, 3 vol.

      著者: Henri Mitterand

      出版社: Fayard, 1999-2002

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