教育社会学講義*

博士前期課程総合人間科学研究科 - 教育学専攻

MHED7310

コース情報

担当教員: 相澤 真一

単位数: 2

年度: 2024

学期: 1クォーター

曜限: 木3, 木4

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

60%

レポート

40%

詳細情報

概要

今年度は,これまで本講義で扱ってきたトピックとは全く異なり,言説分析と歴史社会学から教育社会学を捉え直します。これらの分野には担当者が経験してきた困難が存在します。その困難がどこにあるかを共有するとともに,その先の可能性について種々の研究を通して考えていきたいと思います。

目標

言説分析についての基本的な考え方を知る。 歴史社会学についての基本的な考え方を知る。 言説分析と歴史社会学から教育社会学の研究に応用する方法を考える。

授業外の学習

毎週の文献講読150分とその文献レジュメの作成90分。

所要時間: 240分

スケジュール

  1. イントロダクション・言説分析と歴史社会学の「沼」と教育社会学
  2. 言説分析の「沼」とは:佐藤俊樹・友枝敏雄編『言説分析の可能性』 初日の2コマ目の授業で読みます。関心のある方は入手しておいてください。
  3. 世紀の歴史社会学の遺産を振り返る スコチポル『歴史社会学の構想と戦略』
  4. モダニティから歴史社会学を考える(1) "Introduction: Social Theory, Modernity, and the Three Waves of Historical Sociology" in Remaking Modernity
  5. モダニティから歴史社会学を考える(2) Peter Wagner "Multiple Trajectories of Modernity: Why social theory needs historical sociology"
  6. 言語学のディスコース分析から考える(1) フェアクラフ『ディスコースを分析する』
  7. 言語学のディスコース分析から考える(2) 石上文正・高木佐知子『ディスコース分析の実践』
  8. ディスコース分析の布置を考える(1) ヴォダック&マイヤー『批判的談話研究とは何か』(前半)
  9. ディスコース分析の布置を考える(2) ヴォダック&マイヤー『批判的談話研究とは何か』(後半)
  10. 世界の研究事例を考える ヴォダック『右翼ポピュリズムのディスコース』(第2版)
  11. 社会問題の捉え方を考える ベスト『社会問題とは何か』
  12. 日本の研究事例を考える(1)元森絵里子『語られない「子ども」の近代』
  13. 日本の研究事例を考える(2)土屋敦『「戦争孤児」を生きる』
  14. まとめ・学んだことからのディスカッション

教科書

授業内で指示します。

    参考書

    書籍情報はありません。

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