日本教育史特殊講義ＩＩ

博士前期課程総合人間科学研究科 - 教育学専攻

MHED7100

コース情報

担当教員: 米田俊彦

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 火2

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 可

評価方法

出席状況

30%

授業参加

70%

詳細情報

概要

戦後日本の教育史に関する文献を読み,戦後教育改革から1950年代にかけての教育の歴史的変遷を理解する。参加者に文献の概要を紹介してもらい,それをふまえて,その文献が明らかにしている事実の意味を解説する。必要に応じて関連資料を読む。後期のⅡでは,1950年代に関する文献を読み合わせる。

目標

戦後日本の教育史の最新の知見を把握し,それをふまえて現代に至る教育の変遷について正確に考察することがでいるようになることを目標とする。

授業外の学習

毎回取り上げる文献を事前に読んで参加する。授業で配付されたレジュメや資料(参考資料)を授業終了後に読み直し,授業内容を自分なりに整理して理解を深める。随時紹介する参考文献を必要に応じて入手して読む。

所要時間: 190分

スケジュール

『1950年代教育史の研究』序章１節「1950年代という時期の区分と性格」
『1950年代教育史の研究』序章２節「1948年教育委員会法による市町村教育委員会の過渡的性格」
『1950年代教育史の研究』第３章「千葉県漁業地域における子どもの長期欠席問題」はじめに,第１節「戦後の子どもの長期欠席の顕在化とその周辺」
『1950年代教育史の研究』第３章「千葉県漁業地域における子どもの長期欠席問題」第２節「千葉県における子どもの長期欠席状況とその取り組み」第３節「銚子市の漁業地域における長期欠席の子どもたちへの対応」
『1950年代教育史の研究』第３章「千葉県漁業地域における子どもの長期欠席問題」第４節「九十九里浜沿岸における長期欠席の子どもたちへの対応」,おわりに
『1950年代教育史の研究』第４章「1950年代における高等学校定時制分校」
『学校沿革史の研究高等学校編２』第２部第１章「長野県の高等学校沿革史における定時制課程に関する記述」
『1950年代教育史の研究』序章付論「政治団体としての日本教職員組合」
『1958年「教員の勤務評定」紛争の研究』はじめに,第１節「第１次愛媛勤評紛争と文部省の反応」・第２節「自民党における日教組対策方針の策定」・第３節「勤務評定紛争の展開」１・２
『1958年「教員の勤務評定」紛争の研究』第３節３・４～第４節「勤務評定以外の日教組対策」,おわりに
『1950年代教育史の研究』はじめに,第５章「勤評「神奈川方式」の成立と神奈川県教育委員会」第１・２節
『1950年代教育史の研究』第５章第３・４節,おわりに
『学校沿革史の研究高等学校編２』第２部第２章「神奈川県の高等学校沿革史における男女共学についての記述」
(1960年代の日教組)

教科書

授業中に紹介する。

参考書

書籍情報はありません。