芸術文化研究IA
博士前期課程文学研究科 - 文化交渉学専攻
MHCU7170
コース情報
担当教員: 長尾 直茂
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 金3
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
30%
授業参加
40%
レポート
30%
その他
授業時に発表を求めるので,これが評価要素となる。
0%
詳細情報
概要
文人画・南宗画の作品に即して,詩・書・画三位一体となった芸術世界の独自性,卓越性を学ぶ。取り上げるものは,中国の明清代の作品や日本の江戸時代の代表的な作品である。
目標
文人画・南宗画と呼ばれる作品には,その殆どが画賛としての漢詩文が施されている。これは作者の心情から迸り出た,文字による気韻の表出であり,これと絵画は渾然一体となって作品世界を織りなしている。そのため漢詩文を読むことが鑑賞のための基本的な第一歩であり,この読解が出来るようになることを第一の到達点とする。そして,この読解を踏まえて絵画世界と漢詩文とがいかに関わっているのかということを,描かれた世界を読み解きながら理解することを第二の到達点とする。
授業外の学習
授業前に示された資料は必ず熟読し,自分なりの読解や意見・感想を用意して授業にのぞむこと(100分)。授業後には再度資料を読み直し,自己の読解や見解の再検討,講義での気づきなどを整理する(100分)。
所要時間: 200分
スケジュール
- 授業概要の説明(以下の計画は変更する場合がある)
- 文人画・南宗画とは何か①
- 文人画・南宗画とは何か②
- 文人画・南宗画とは何か③
- 文人画・南宗画とは何か④
- 文人画・南宗画を読み解く①
- 文人画・南宗画を読み解く②
- 文人画・南宗画を読み解く③
- 文人画・南宗画を読み解く④
- 文人画・南宗画を読み解く⑤
- 文人画・南宗画の鑑賞文を分析する①
- 文人画・南宗画の鑑賞文を分析する②
- 文人画・南宗画の鑑賞文を分析する③
- まとめ
教科書
必要に応じて複写資料を用いる。また,参考とすべき書籍は多々あるので,これらについても授業時に詳述する。
参考書
書籍情報はありません。