翻訳文化研究IIB
博士前期課程文学研究科 - 文化交渉学専攻
MHCU7140
コース情報
担当教員: 永井 敦子
単位数: 2
年度: 2024
学期: 秋学期
曜限: 火5
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
出席状況
授業参加
レポート
その他
各自が選択したテーマに関する口頭発表。テーマの選択については,授業内で相談して決める。
詳細情報
概要
日本のモダニズム詩の歴史をいくつかのトピックを中心にたどったあと,特に1920年代後半から1940年代前半の,シュルレアリスムからの影響を受けた詩人の作品を精読し,それらの文学史的意味と,その後のモダニズム詩への影響を検討します。 履修される方には,実際に詩の分析をしていただきます。また自身の研究と本講義の内容のどちらにも関連するようなテーマを選び,それについて個人発表もしていただき,後日その内容を,小レポートとして提出いただきます。
目標
・日本のモダニズム詩について理解を深める。 ・西洋のモダニズム詩と日本のモダニズム詩を比較し,芸術のモダニズム運動に関する理解を深める。 ・フランスと起源とするシュルレアリスムが,日本においてどのような展開をしたのか,またその理由について理解を深める。
授業外の学習
【予習】次回の授業で扱う詩人やその作品について,資料や作品を精読し,検討すべき問題の所在を明確にする。自身の発表のテーマを設定し,それにそって資料検索やテキスト分析を行う。(50分以上) 【復習】授業で検討した事柄やテキスト分析を確認し,疑問があれば整理しておく。(50分以上) 【個人の研究との関連で】自身の研究テーマにおいても,授業で行った分析方法の適用可可能性有無,不可能な場合の代替方法などを検討する。また授業で扱ったことのなかで関心を持ったテーマについて,文献を読んだり,関連するジャンルの動画や美術,音楽などに触れ,知識の幅を拡げる。(90分以上)
所要時間: 190分以上
スケジュール
- 日本のモダニズム史の歴史
- 第二次世界大戦前の日本のシュルレアリスム受容の歴史
- シュルレアリスムの初期導入者たちと「宣言」
- 古賀春江の詩と絵画
- 北園克衛ほかの詩と視覚芸術
- 春山行夫と『詩と詩論』
- 山中散生と彼のフランスの詩人たちとの交流
- 「池袋モンパルナス」地区の見学(別日を設定する予定)
- 江間章子の詩
- 左川ちかの詩
- 冨士原清一と『新領土』
- 受講生による発表とディスカッション
- 受講生による発表とディスカッション
- 受講生による発表とディスカッション
- *授業計画は微調整する可能性があります。
教科書
購入すべきテキストはありません。使用する資料は授業内で配布します。
参考書
書籍情報はありません。