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博士前期課程文学研究科 - 文化交渉学専攻

MHCU1010

コース情報

担当教員: 北條 勝貴

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水3

形式: 対面授業

レベル: 500

アクティブラーニング: なし

他学部履修: 不可

評価方法

授業参加

40%

リアクションペーパー

20%

レポート

40%

詳細情報

概要

学術論文は,学術研究の成果を公表する方法として,そして学問の社会貢献の方法として,最も一般的な表現方法である。近年は,専門知のあり方やアカデミズムのアウトリーチが盛んに議論されており,学術雑誌もウェブ媒体のものが増加しつつあって,論文の形式や書き方も多様になってきている。本授業は,文化交渉学専攻の博士前期課程1年生を対象に,よりよい論文のあり方とは何かを模索しつつ,修士論文の書き方を実践的に学ぶ。 具体的には,授業の前半は担当教員が講義を行い,後半は受講生が課題に応えて作業をする,ワークショップの形式を採って進めてゆく。学期の終わりには,受講生それぞれの研究テーマに沿って,修士論文の目次と序論を作成してもらい,検討対象とする。出席は前提で,成績は授業参加・提出物の完成度などから総合的に評価する。

目標

修士論文を作成する基本的なスキルの獲得を目指す。

授業外の学習

1)予習(90分程度):次回のテーマについて自分なりに情報を収集し,疑問点を整理するなどして,受講の準備をしておくこと。 2)復習(100分程度):意見交換の成果を踏まえ,その際に疑問に思ったこと等について自分なりに調査しなおし,リアクション・ペーパーにまとめて Moodle に提出する。

所要時間: 190分

スケジュール

  1. ガイダンス ・授業の目的,授業スケジュールなどの説明
  2. 学術論文の意義1)論文の構成と体裁
  3. 学術論文の意義2)さまざまな研究成果の表現
  4. 文章を書く ・PCを使いこなす,エディター/ワープロ/DTP
  5. 問題意識とテーマの設定
  6. 研究史の構築1)現状の到達点と課題・問題点の整理 ・資料の蒐集とノートテイク・データベース化
  7. 研究史の構築2)議論のプロセスを整理する
  8. 注の作成
  9. 〈分かりやすさ〉の追求 ・図表の作成,地図の作成など
  10. 実例の批判的検討1
  11. 実例の批判的検討2
  12. 先輩の修士論文を読んでみる
  13. 修士論文の目次を作ってみる/序論を書いてみる
  14. まとめ)未来の論文/論文の未来

教科書

テキストはとくに指定しない。必要な資料は毎回配付する。

    参考書

    授業の進捗に沿って,適宜紹介・解説する。

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