環境研究のための統計学
博士前期課程地球環境学研究科
MGGE8070
コース情報
担当教員: 中川 善典
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 600
アクティブラーニング: なし
他学部履修: 可
評価方法
レポート
10%
定期試験
定期試験期間中
90%
詳細情報
概要
環境学に関わる研究論文を読み,自ら研究を実践する上では,それが自然科学の研究であれ,社会科学の研究であり,統計学を理解していることが重要である。そのことを深く納得した上で,統計学の基礎となる様々な概念を習得する。そのうえで,重回帰分析,パネルデータ分析,操作変数法によるデータ分析を実行する方法を学ぶ。統計ソフトRを使用する。
目標
重回帰分析,パネルデータ分析,操作変数法によるデータ分析を実行できるようになる。
授業外の学習
講義で学んだ内容の定着を図るため,原則として毎回の講義後に宿題を出す。 また,統計学未修者は,別途配布する資料を用いて,開講に先立ち事前学習を行う。
所要時間: 190分
スケジュール
- 単回帰分析1 最小二乗法
- 単回帰分析2 回帰モデルにおける誤差項とは何か
- 単回帰分析3 回帰係数の推定値を確率変数と見るとはどういうことか
- 単回帰分析4 ダミー変数,標準化回帰係数,決定係数
- 重回帰分析1 相関=疑似相関+間接効果+直接効果
- 重回帰分析2 P(Y|X)とP(Y|do(X))の違い
- 重回帰分析3 偏回帰係数が疑似相関を排除し総合効果を表すための条件としてのバックドア基準
- 重回帰分析4 統計ソフトRによる重回帰分析の実行
- パネルデータ分析1 バックドア基準を満たせない場合の対処法としての1階差分法
- パネルデータ分析2 バックドア基準を満たせない場合の対処法としての平均差分法
- パネルデータ分析3 統計ソフトRによるパネルデータ分析の実行
- 操作変数法1 バックドア基準を満たせない場合の対処法としての操作変数法(単回帰モデルの場合)
- 操作変数法2 バックドア基準を満たせない場合の対処法としての操作変数法(重回帰モデルの場合)
- 操作変数法3 統計ソフトRによる操作変数法の実行
教科書
指定しない
参考書
書籍情報はありません。