環境と健康

博士前期課程地球環境学研究科

MGGE8010

コース情報

担当教員: 髙橋 一彰

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 水6

形式: 対面授業+オンライン授業(オンデマンド授業,同時双方向型授業(Zoomなど)) /Alternating face-to-face & A

レベル: 600

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

60%

その他

発表(事例研究)

40%

詳細情報

概要

本講義では,環境と健康に関連したテーマ(人間活動による環境経由のヒト健康影響)について,科学的知見に基づく評価・管理の手法を学ぶ。併せて,その不確実性やリスクに対する認知等も踏まえ,現実の社会においてどう対応できるか,受講生によるプレゼンテーション(事例研究)も行いつつ,理工学的視点及び社会的視点の双方から考える。

目標

人間活動による環境経由のヒト健康影響について,科学的知見に基づく評価・管理方法を 理解するとともに,科学的知見の不確実性やリスクに対する人々の認知等を踏まえた施策の成り立ち等を学びつつ,多面的・包括的な視点をもって対処できる専門的知識及び手法を修得する。

授業外の学習

授業の関連資料を読み,予備的知識を得る。

所要時間: 200分

スケジュール

  1. イントロダクション(生活にまつわる様々なリスク,リスクに対する心理・行動) ※以下は予定であり,授業の進捗状況により各テーマの回数は変更することがあ りうる
  2. 環境経由のヒト健康管理(化学物質管理に係る施策体系)
  3. ヒト健康影響の評価方法(有害性・暴露)
  4. ヒト健康に係る環境基準の設定
  5. テーマ発表(企業等の環境リスク管理に関する事例研究)
  6. 環境リスク管理に関わる施策(公害対策:水俣病,自動車排ガス対策)
  7. 環境リスク管理に関わる施策(廃棄物・リサイクル対策,特にPCB 廃棄物処理)
  8. 環境リスク管理に関わる施策(福島第一原子力発電所事故対応)
  9. 中間発表(企業等の環境リスク管理に関する事例研究)
  10. 環境リスク管理に関わる施策(RoHS 指令)
  11. 化学物質管理に係る国際枠組み(POPs条約,バーゼル条約,水俣条約,SAICM)
  12. 環境経由のヒト健康影響に係る近年の動向(気候変動影響,海洋プラスチック問題)
  13. 発表(企業等の環境リスク管理に関する事例研究)
  14. まとめ(科学的知見の不確実性やリスクに対する人々の認知等を踏まえたリスク管理)

教科書

適宜授業内で案内する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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