都市サステイナビリティ

博士前期課程地球環境学研究科

MGGE7130

コース情報

担当教員: 銭 学鵬

単位数: 2

年度: 2024

学期: 秋学期

曜限: 月2

形式: 対面授業

レベル: 600

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

出席状況

20%

授業参加

50%

レポート

30%

その他

授業参加:グループワークへの貢献(2回),担当内容の発表,討論に積極的参加など授業に貢献する活動と想定している。

0%

詳細情報

概要

都市人口の増加(世界人口の50%)と都市拡張(95%)に伴い,都市サステイナビリティは,SDGsの「持続可能な都市とコミュニティの目標11」に掲げられている持続可能な開発のための重要な課題の一つとなっている(UN, 2014))。本授業では,Plan-Implementation-Assessmentの流れで構成されており,サステイナビリティを実現するための都市計画とマネジメントの全体像の理解を深めることを目的としている。前半に,交通,エネルギー,都市代謝,グリーンインフラ,食料,水などトピックについて説明し,都市の持続可能性のビジョンを探るための議論を行う。また,持続可能な都市の実現と変革を理解するために,官民連携,イノベーションなどの実践的な部分を取り上げる。最後に,都市サステイナビリティを評価するための理論,指標,挑戦について説明する。また,将来のビジョンやグッドプラクティスに関するグループワークも予定されている。

目標

(1)都市サステイナビリティに関する基本概念と理論から応用までの学習を通して,専門的知見を得ることを目標とする。 (2)都市環境システムを意識し,都市サステイナビリティの実現と変革についての理解を深めることが望ましい。 (3)都市開発の国際比較により,グローバルな文脈のおいての都市サステイナビリティに対する理解を促す。

授業外の学習

リーディング:一部の資料が指定論文リストから選ぶもの,一部は各自に調べるもの。 発表資料・レポートの作成:各テーマについてグループ単位でケーススタディを実施,授業で発表する,2回を予定している。 最終レポート:個人レポート,授業の後半に課題を説明する。

所要時間: 授業1回あたり190分以上。

スケジュール

  1. イントロダクション:都市環境システム,計画実施評価など
  2. 都市サステイナビリティのビジョンを探る トピック1 交通
  3. 都市サステイナビリティのビジョンを探る トピック2 エネルギー
  4. 都市サステイナビリティのビジョンを探る トピック3 水
  5. 都市サステイナビリティのビジョンを探る トピック4 グリーンインフラ
  6. 都市サステイナビリティのビジョンを探る トピック5 都市代謝
  7. グループ発表:都市サステイナビリティに関するビジョン
  8. 実施1:都市計画論とプロジェクトマネジメント
  9. 実施2:都市財政
  10. 実施3:都市ガバナンス
  11. 都市サステイナビリティの評価1:インパクトアセスメント
  12. 都市サステイナビリティの評価2:サステナビリティアセスメント
  13. グループ発表:都市サステイナビリティのグッドプラクティス
  14. まとめ:都市サステイナビリティのための統合的な都市計画と管理

教科書

授業前或いは授業中に関連資料の電子ファイルを配布する。ペーパーレス授業に努める。英語文献と資料も使用する。

    参考書

    書籍情報はありません。

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