日本語研究Ⅰ

博士前期課程言語科学研究科

MFLJ7180

コース情報

担当教員: 永澤 済

単位数: 2

年度: 2024

学期: 春学期

曜限: 木1

形式: 対面授業

レベル: 600

アクティブラーニング: あり

他学部履修:

評価方法

授業参加

20%

レポート

20%

その他

分析と発表(60%)

60%

詳細情報

概要

日本語の類義表現を分析する。類義表現の意味・用法の微妙な違いは,しばしば学習者を悩ませる。一方,日ごろ使い分けている話者にとっても,意味の違いや用法を即座に説明することは難しい。この授業では,新聞や小説,SNSなどで実際に使用されている例に即して,文法的な異同・コロケーション・文体などの観点から分析する。また,それらの表現について,日本語教育の中でどのようなインプット・アウトプットがあり得るかを,具体的な例文や教材(視聴覚,読解,会話,作文等)などの面から考えたい。 授業は,講師による問題提起の後,全員での用例分析と議論による演習形式で進める。 ※春学期の「日本語研究Ⅰ」では,内容的な語を分析対象とし,秋学期の「日本語研究Ⅱ」では,機能的な語を分析対象とする。

目標

①日本語表現を言語学的に分析し,説明できる。 ②学習者の誤用や困難の要因を分析できる。 ③以上の分析に基づき,効果的な日本語教育ができる。 ④自身の研究テーマに即して発展的な研究につなげる。

授業外の学習

・用例の調査・考察(各回90分程度) ・日本語教育の教材分析・考察(各回100分程度)

所要時間: 190分程度

スケジュール

  1. イントロダクション ※進行状況により各テーマは変更することがあり得る。
  2. 動詞:用例調査・分析
  3. 動詞:日本語教育の視点での考察
  4. 形容詞:用例調査・分析
  5. 形容詞:日本語教育の視点での考察
  6. 副詞:用例調査・分析
  7. 副詞:日本語教育の視点での考察
  8. 接続詞:用例調査・分析
  9. 接続詞:日本語教育の視点での考察
  10. 漢語と和語:用例調査・分析
  11. 漢語と和語:日本語教育の視点での考察
  12. 漢語:用例調査・分析
  13. 漢語:日本語教育の視点での考察
  14. まとめ

教科書

特になし。参考文献を授業中に紹介します。

    参考書

    書籍情報はありません。

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