日本語教授法概論
博士前期課程言語科学研究科
MFLJ6040
コース情報
担当教員: 永澤 済
単位数: 2
年度: 2024
学期: 春学期
曜限: 火3
形式: 対面授業
レベル: 500
アクティブラーニング: あり
他学部履修: 可
評価方法
授業参加
20%
レポート
20%
その他
発表(30%),教案作成・模擬授業(30%)
60%
詳細情報
概要
日本語を外国語として教えるにあたっては,何が重要で,どのような問題があるだろうか。この授業では,実践の場における実例にふれながら,日本語教授法の基礎的な知識や考え方,その歴史や多様性について理解・考察を深める。 前半回は,各トピックについて,関連文献,自身の外国語学習経験などをもとに皆で発表や議論をし,考察を深める。後半回は,総括として教案を各自作成して発表し,レポートにまとめる。
目標
①日本語教授法の基礎的な知識・考え方を理解し,自らの視点で考察することができる。 ②目的に合った教案・教材を作成する力を身につける。 ➂学習者の状況や特性に寄り添い,的確な日本語教育を実践する力を養う。 ④自身の研究テーマに即して発展的な研究につなげる。
授業外の学習
・各回授業のトピックに関して知識の整理・調査し,自らの視点で考察する(各回90程度) ・関連文献を読んで知識・考察を深める(各回100分) ・教案作成(担当回)
所要時間: 190分程度
スケジュール
- 日本語教育とは,学習者の多様性,日本語教師 ※以下の予定は,参加者の関心や人数などにより変更することがあり得る。
- 日本語の知識と実践への生かし方
- 教授法の変遷と日本語教育の教材
- レベル別の教え方を考えよう,CEFR
- 初級の教え方を考えよう1
- 初級の教え方を考えよう2
- 初中級の教え方を考えよう
- 中上級の教え方を考えよう
- 技能別の教え方を考えよう
- テストの目的と作り方,評価について考えよう
- 模擬授業
- 模擬授業
- 模擬授業
- 模擬授業,まとめ
教科書
教科書の入手が必要です。関連文献等は授業中に紹介します。
日本語を教えるための教授法入門 *ISBN:9784874248829 *学内図書館所蔵:https://www.lib.sophia.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1003200726
著者: 深澤のぞみ, 本田弘之編著; 飯野令子, 笹原幸子, 松田真希子著
出版社: くろしお出版,2021年
日本語教師の役割 : コースデザイン (国際交流基金日本語教授法シリーズ 1) *ISBN:9784894763012 *学内図書館所蔵:https://www.lib.sophia.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001785568
著者: 国際交流基金
出版社: ひつじ書房,2006年
参考書
国際交流基金日本語教授法シリーズ2~14 2 音声を教える 3 文字・語彙を教える 4 文法を教える 5 聞くことを教える 6 話すことを教える 7 読むことを教える 8 書くことを教える 9 初級を教える 10 中・上級を教える 11 日本事情・日本文化を教える 12 学習を評価する 13 教え方を改善する 14 教材開発 *学内図書館所蔵:https://www.lib.sophia.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001771328
著者: 国際交流基金
出版社: ひつじ書房
日本語教育よくわかる教授法 : 「コース・デザイン」から「外国語教授法の史的変遷」まで *ISBN:9784757433175 *学内図書館所蔵(電子ブック※同時アクセス制限あり): https://www.lib.sophia.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1003126488
著者: 小林ミナ
出版社: アルク,2019年
日本語を教えるための教材研究入門 *ISBN:9784874248201 *学内図書館所蔵:https://www.lib.sophia.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1003093955
著者: 深澤のぞみ, 本田弘之
出版社: くろしお出版,2019年